写真![]() 洗面所は毎日使うモノの種類が多い上、それらが出しっぱなしになりゴチャつきがちな場所。狭いスペースでも思い通りに整える経験豊富な収納プロの秘訣で片付くコツをつかみましょう! |
「コの字ラック」で洗面台下のゴチャゴチャを無駄なく整理
洗面所をすっきりした空間に保つには、洗面台下の収納を最大限に活用することがポイント。とはいえ、配管が邪魔になって思うように収納できず困る場所でもあるため、「コの字ラック」や「突っ張り棚」などをセットして、空間の有効利用をします。配管を避けてコの字ラックを左右に配置
配管を避けて左右にラックを配置すれば、それぞれ上下2段に収納スペースがつくれます。ラックの上段には、高さのあるシャンプーなどのストックやスプレーボトルを、下段には化粧用コットンや入浴剤などをしまいましょう。カゴを使えば細かいものもまとめられ、雑多な状態にはなりません。ラック同士の間に残った隙間も使いきってくださいね。
実は収納万能アイテム「ファイルボックス」で整理整頓
プラスチックのファイルボックスといえば、プリントやノートなどの紙・文具類を整理するものというイメージの方が多いかもしれませんが、実はそれ以外の様々な場面で使える万能な収納アイテムです。洗面台下でも、ハンガーや洗剤ストックなどの整理整頓に役立ちます。
「引き出しケース」は洗面台下が予想以上に片付く!
洗面台下は収納の間口に対して奥行きがあるため、奥にあるものを探すのに苦労したり、しまったこと自体を忘れていることがあります。引き出し収納を活用すれば、そのような奥にしまわれているものをスムーズに取り出すことができて大変便利です。
備え付けの引出し内は「仕切り」でゴチャつきを防ぐ
洗面カウンターの下に備え付けの引出しがある場合は、かさ張るタオルや肌着を深い段に、浅い段には細かいものを収納するとよいでしょう。歯ブラシ、コンタクトレンズ用品などの細かいものは、引き出しの中に小さな収納ケースを入れて仕切っておくと見つけやすくなります。
扉の裏側に「吊り下げフック」を設置し、洗面カウンター上をスッキリ
洗面カウンターの上は、繰り返し使うものが置きっぱなしにされがちです。ボックスティッシュ、ヘアドライヤーといった場所をふさぐようなものから、うがい薬や綿棒のように小さいものまで、使用頻度は多くなくても「またあとで使うから」という理由で出しっぱなしにされるものは様々です。そこで目をつけたいのが扉の裏。引き出しにしまうとなると面倒な気持ちが先立ちますが、扉の裏に取り付けたフックに吊り下げたりするだけで片付けることができて手間になりません。新たな収納場所を見つけなくていい、手軽な解決法です。

洗面カウンターに出しておくものは最小限に
洗面カウンターの上に出しておくものは、ハンドソープと歯磨きセットに限定するなど、最小限にしましょう。トレイの上にまとめておくなど置き場所を決めておくと、散乱しないだけでなく、カウンターの拭き掃除がしやすくなります。
鏡裏のキャビネットは「透明の収納グッズ」で使いやすく整理

鏡の前で行いたいスキンケア、メイク、整髪のときに使うグッズは、ミラーの裏側にあるキャビネットにしまっている家庭が多いと思います。これらを棚に直置きして並べていると、ボトルが倒れたり転がり落ちてきたりするのですが、収納グッズを組み合わせると出し入れがしやすくなります。
奥行きが浅いミラー裏のキャビネットに小物をしまうには、透明のプラスチックやアクリル収納など、中身がひと目で分かるものを使うのがおすすめです。例えば、メイクブラシ類はツールポットに、ファンデーションやアイメイク類はプラスチックケースやミニ引き出しにしまいます。棚の上段は手が届きにくいため、ストック品の収納向きでしょう。
備え付けでは足りず「新たな収納」を増やす場合
家族全員のタオル、肌着、寝間着を収納して、入浴から着替えまでに必要なモノを、洗面所にまとめておきたいという場合には、備え付けの収納ではまかなえません。収納用品を追加するとしたら、組み立て式のラックやカラーボックスを使って、しまえる量を補います。ただし、棚があるだけでは使いにくいので、ボックスを組み合わせたり、引出しタイプの収納グッズを追加したりして、人別や種類別に分類収納しましょう。

隙間や壁を活用した収納も
キャスターの付いたワゴンを使って隙間を埋めたり、壁面を活用した吊り下げ収納アイテムを使えば、スペースに余裕がないといったお悩みを解決することができます。
いかがでしたか? 洗面所は毎日使うモノの種類が多い上、それらが出しっぱなしになり散乱しがちな場所。狭いスペースでも思い通りに整える経験豊富な収納プロの秘訣で片付くコツをつかみましょう!
(文:すはら ひろこ(収納ガイド))