妻の不機嫌は“罪”だと思う。家に帰るのが「本当に怖い…」夫たち

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2021年03月09日 22:22  All About

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写真コロナ禍でDVが増えているといわれているが、夫から妻に対してとは限らない。妻が怖いと口に出す夫が目立つようになっている。
コロナ禍でDVが増えているといわれているが、夫から妻に対してとは限らない。妻が怖いと口に出す夫が目立つようになっている。

妻の不機嫌に怯える夫が増えている?

コロナ禍でDV(ドメスティックバイオレンス)が増えているといわれているが、夫から妻に対してとは限らない。DVとまでいっていいかどうかわからないが、妻が怖いと口に出す夫が目立つようになっている。

「恐妻家」は「愛妻家」と勘違いされる

恐妻家という言葉はあっても、恐夫家という言葉はない。恐妻家と人が言うとき、その裏には「奥さんに牛耳られているが、そこにほほえましいものが漂っている夫婦」を連想するからだろう。あるいは、妻を怖れる夫は少ないが、夫を怖れる妻は多いからできた言葉なのだろうか。

「僕は家に帰るのが本当に怖いです」

小声でそういうのは、マサオさん(41歳)だ。同い年の妻とは結婚11年。9歳のひとり娘がいる。

「玄関を開けた瞬間、妻からどういう声がかかってくるかビクビクしているんです。妻はもともと機嫌の良し悪しが激しいほうですが、以前は機嫌が悪くても翌日にはけろりと治っていた。でもコロナ禍で、以前よりイライラが募っているんでしょうね。昨年夏頃から、ずっと低空飛行。それだけならいいけど、いつ地雷を踏むかわからない。そんな状態なんです」

“不機嫌”は罪だと思うと、マサオさんはつぶやく。ただ、その被害が娘に激しく及んでいるわけではないのが今の唯一の救いではあるらしい。

「娘に手を挙げたりしたら僕が許しませんけどね。それでもたまに、意味なく娘に金切り声で怒っていることがある。そんなときは娘を引き離して外に連れ出したり、妻にお風呂に入ることを勧めたりします」

ただ、妻はその後、ずっとネチネチとマサオさんに文句を言い続ける。

「私が毎日、どんなに苦労しているか知ってるの」

「あんたの給料が少ないからパートに出ていたのに、それさえできなくなったじゃない」

それでもマサオさんは言い返さない。残業代が減ったのは事実だし、妻がパートを解雇されたのも知っているからだ。

「誰が悪いわけじゃない、コロナでみんな苦しんでるんだよと言っても、妻は『あんたにもうちょっと才覚があれば株でも買って儲けることもできたわよね』って。実は僕、以前株を少しやっていたんですよ。ところがコロナが流行しはじめたとき、おそらく株は下がるだろうと売ってしまった。才覚がないのは事実なんです」

反論の余地がないのも事実だし、反論したところでケンカになるのが目に見えているから、彼は黙って妻の言い分を聞くふりをしている。

不機嫌になるのはやめよう、と言ったら

年末年始も、いつもなら北関東に住む妻の実家を訪ねるのだが今年は控えた。せめて3人で近くの神社に初詣に行こうとしたのだが、外に出てみたらあまりに人手が多かったので、マサオさんは中止したほうがいいと判断した。

「そのときも妻は怒って、私は行く、と。だから娘を連れて帰ってきたんですよ。そうしたら2時間くらいたって帰ってはきたものの、そのままふて寝していました。娘も戸惑っていましたね」

不機嫌になるのはやめよう、今は大人が落ち着いていないと子どもにも悪影響があると妻を説得したこともある。

「そもそも私はあんたが家にいるのがストレスで不機嫌なのよ、わからないのと言われました。僕、そんなに害があるのかなあ。一瞬、カッとしましたが抑えましたよ。自宅で仕事をしていたときは夕飯を作ったし、家事もけこうやっていました。今も週3回出社だから、あとの日は買い出しに行ったりもしている。妻の本当の苛立ちの正体がわからないのが不気味なんですよね」

実は妻が浮気をしていて、コロナ禍で会えなくなってイライラしているのかと想像してみたこともある。

「もし浮気が妻の機嫌を上向きにさせるなら、正直言って、浮気してくれていいと思っています。まあ、そんなことは言えませんが」

妻の不機嫌は、結婚生活が10年を超えたところでコロナ禍が起こり、人生を振り返ってしまったところから発生しているのかもしれない。他にも不機嫌な妻たちはいるのだが、彼女たちに聞くと、「どうしてこんな夫と結婚してしまったのだろう」とか、「どうしてあのとき仕事を辞めてしまったのだろう」とか、人生を振り返る時間があったがために後悔にとらわれていることが多いからだ。マサオさんの妻も、そういった後悔に苛まれている可能性もある。

「なんとか楽しい生活を送りたいんですけどね。朝晩、妻の機嫌をうかがっている日々にうんざりしてきました。今はただ、娘の心身の安全のために注意を続けたいと思っています」

マサオさんの力ない表情から、なんとも言いがたいつらさが伝わってきた。
(文:亀山 早苗(恋愛ガイド))

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  • 「DVとまでいっていいかどうかわからないが」じゃねーだろ?完全にDVだろが!期限の悪い奴は存在自体が「悪」なんだよ。
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