いい顔揃い。こけし愛が詰まった津軽みやげ

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2021年03月12日 10:02  オズモール

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◆こけし愛が詰まった津軽の新名物。おかしのオクムラの「こけしのあたまんじゅう」

こけしのあたまんじゅう8個入り1836円
OZmagazine TRIPで好評連載中の「さて、おやつにしますか」は、文筆家・甲斐みのりさんが教える、旅の目的になるおやつの話。第12回目は青森県・黒石市にある「おかしのオクムラ」で販売中の「こけしのあたまんじゅう」をご紹介します。



食べてにっこり。いい顔揃いの、甘い“津軽こけし”
一昨年の初春に、十和田から弘前へと青森を東西に横断する旅をした。本当は、弘前の手前の城下町で津軽こけしの産地でもある黒石も散策できたらよかったが、たどり着いたとき、時刻はすでに夕暮れどき。閉館直後の「津軽こけし館」を通り過ぎ、以前からファンだった、こけし工人の阿保六知秀さん・正文さん親子の工房「阿保こけしや」に立ち寄って、伝統的な津軽こけしや、りんご形のベレー帽をかぶった創作こけしをおみやげに求めた。

その旅ですっかり青森が好きになって、またいつか旅したいと思いながら次の行き先の情報収集をしていたところ、黒石で新たなこけしのお菓子、その名も「こけしのあたまんじゅう」が誕生したとネット新聞の記事で知って取り寄せた。

阿保正文さんのりんごこけしがデザインされた箱を開くと、ほっくり炊いた黄身餡を、もっちり柔らかな生地で包んだ焼きまんじゅうが。袋には、10人の津軽こけしの工人が描く異なる顔のこけしシールがランダムに貼られている。「おかしのオクムラ」の娘さんの、強いこけし愛から生まれたという新名物を、次回の青森旅では直接店で求めたい。

取材・文/甲斐みのり 撮影/鍵岡龍門


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