ロッテ・佐々木朗希、衝撃の12球…最速153キロ、中日の上位打線を3人斬り

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2021年03月12日 15:04  ベースボールキング

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ロッテの佐々木朗希
◆ ビシエドを152キロ速球で見逃し三振

 ロッテの佐々木朗希投手(19)は12日、ZOZOマリンで行われている中日とのオープン戦に2番手として登板。1回を投げて無四球・無安打、1奪三振で無失点だった。


 2019年のドラフト1位で入団した“令和の怪物”が、ついに本拠地で、お客さんの前でマウンドに登った。

 新たな“球界の宝”として大きな注目を集めたルーキーイヤーは体づくりに終始。コンディション面の不安もあって、実戦登板がないまま1年目が終わった。そんな中で迎えた2年目の春。「東日本大震災から10年」という3月11日から一夜明け、東北が生んだ“令和の怪物”はプロ野球選手としての第一歩を踏みだす。

 3−0とリードして迎えた6回表、ロッテの2番手として登場。名前がコールされると、上限いっぱいに詰めかけた本拠地のファンから大きな拍手が起こる。

 迎えた1人目の打者・京田陽太は1球で二ゴロ。149キロの速球を打たせ、まずひとつアウトを取ると、つづく阿部寿樹には ボールが先行するも、3ボール・1ストライクから150キロで遊ゴロ。ダヤン・ビシエドとの対戦では6球すべてストレート勝負。最後は外角いっぱい152キロをズバッと決めて、初の三振をゲット。1イニング・12球、ベンチに戻る際にはこの日一番の拍手に包まれ、背番号17は少しだけ笑顔をこぼした。


 12球のうち、変化球は阿部に対して投げたスライダーのみ。ストレートは球場表示で149キロが2つ、150キロが1つに151キロが6球。ビシエドに対して追い込んでから投じた153キロがこの日のマックスで、見逃し三振に仕留めたボールは152キロ。ダイナミックなフォームから、安定して151キロ前後の球速で投げ込み続けた。

 まだ1回・12球の投球ではあるが、まずは無事に第一歩が踏み出せたというのが大きな前進。開幕まではあと2週間、次回のマウンドがいつになるのか。今後に向けて期待の膨らむデビュー登板だったのは間違いない。


◆ 佐々木朗希・プロフィール

ポジション:投手
投打:右投右打
生年月日:2001年11月3日(19歳)
身長・体重:190センチ・85キロ
出身地:岩手県
球歴:大船渡高−ロッテ(19年・1位)

このニュースに関するつぶやき

  • 佐々木投手より、甘く入ったストレートに力負けしてた中日の選手が心配だわ。
    • イイネ!3
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