広島・大瀬良大地が5回9奪三振の快投!3年連続の大役へ向けて死角なし

0

2021年03月13日 14:44  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

広島・大瀬良大地
◆ 5回を投げて許した安打は1本だけ

 広島の大瀬良大地投手(29)は13日、マツダスタジアムで行われている日本ハムとのオープン戦に先発登板。5回を投げて1安打・1四球、9つの三振を奪って無失点という快投を披露した。


 2週間後の3月26日(金)、自身3年連続となる開幕投手の大役が内定している鯉のエース。昨季は肘の故障に悩まされ、今年は手術明けのシーズンとなるが、この日はそんな不安を一掃するような仕上がりの良さを見せつける。

 初回は2番・西川遥輝との根比べを制し、9球目のフォークを振らせて空振りの三振を奪うと、2回は4番の中田翔から渡邉諒、さらには大田泰示という一軍での実績豊富な3人を三者連続三振斬り。3回もラストバッター・中島卓也を空振り三振に仕留め、3イニングを毎回奪三振のパーフェクトに封じ込める。


 4回も西川を2打席連続の三振に仕留め、絶賛売り出し中の若きスラッガー・野村佑希もフォークで3球三振。順調に投げ進めてきたが、迎えた5回、先頭の中田にレフトへの二塁打を浴び、この日の初安打を許していきなりピンチを迎える。

 つづく渡邉の遊ゴロで三塁を狙った中田がアウトになり、ラッキーな形でピンチの芽を摘んだかに見えたが、大瀬良の暴投で二塁を狙った渡邉を刺そうとした會澤の二塁送球が悪送球となり、外野へと抜けていく間に三塁へ。一死三塁と再びピンチを招いてしまう。

 そんな中、大田はフルカウントまで持ち込まれながらも速球で空振りの三振に仕留め、清宮幸太郎は外の変化球で空振り三振。本塁生還は意地でも許さず、スコアボードに5つのゼロを並べて見せた。


 この日は5回を投げて73球。打者16人に対して被安打は1、与四球もひとつ。9奪三振を記録しての無失点ピッチ。ベンチに戻ると、充実した表情を見せながらグラウンドコートを羽織った。

 まさにエースとしての貫禄、非の打ちどころのない圧巻の投球。過去2年連続で勝利している開幕戦へ向けて、死角は見当たらない。

 今年も鯉の背番号14がチームにシーズン最初の勝利をもたらすのか。広島の開幕戦は3月26日(金)、本拠地・マツダスタジアムで中日を迎え撃つ。


◆ 大瀬良大地・プロフィール

ポジション:投手
投打:右投右打
生年月日:1991年6月17日(29歳)
身長・体重:187センチ・90キロ
出身地:長崎県
球歴:長崎日大高−九州共立大−広島(13年・1位)
[昨季成績] 11試(63.1回) 5勝4敗 防4.41
[通算成績] 182試(846.1回) 57勝39敗2セーブ・24ホールド 防3.46

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定