“新・鷹キラー”に名乗り？　ロッテのドラ1鈴木昭汰が5回1安打の好投

● ロッテ 0 − 2 ソフトバンク ○
＜オープン戦・ZOZOマリン＞

　ロッテのドラフト1位ルーキー・鈴木昭汰投手（22）が14日、ソフトバンクとのオープン戦に先発し、5回1安打無失点と好投した。

　立ち上がりからストレートを軸にテンポよく投げ込み、許した安打は5回先頭・松田宣浩の中前打1本だけ。2回は中村晃、栗原陵矢をいずれも真っ直ぐで三振に斬り、3回は甲斐拓也を低めに沈む128キロ、周東佑京をスライダーで空三振に仕留めた。

　ストレートのスピードガン表示は140キロ台前半が中心だったが、表示以上に球威を感じさせる投球で、打者17人に対してゴロアウト6つ、フライアウト4つ。与四球2で奪三振5の好投だった。

　ちなみに鈴木がソフトバンク打線と対戦したのは、3回1安打だった2月25日以来2度目で、昨季王者を相手にこの日の投球もあわせて計8イニング2安打無失点と好投中。ロッテの先発投手陣には美馬学、二木康太と“ソフトバンクキラー”の先輩右腕が揃っているが、ここに新人左腕が加わることになれば左右の“必勝ローテ”で対ソフトバンク3連戦に臨む新オプションも出てくる。

　この日の好投でローテ入りにぐっと近づいた新人左腕。当面は開幕ローテ入り、プロ初勝利が目標になるが、今後は好投を続けている対ソフトバンク戦のパフォーマンスにも注目だ。