未明の伊勢崎で山口組と稲川会が大乱闘! 元極妻が語る、ヤクザが抗争を起こすワケ

1

2021年03月14日 19:11  サイゾーウーマン

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サイゾーウーマン

写真unsplashより
unsplashより

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

稲川会系組織が、六代目山口組二次団体・弘道会の傘下組織を襲撃

 3月4日未明、群馬・伊勢崎で日本ではちょっと珍しい大乱闘がありました。Twitterなどで動画も拡散されていますね。

 報道などによると、加害者は地元の稲川会系組織、被害者は六代目山口組二次団体・弘道会の傘下組織の組長と息子さん、そして組員さんの3人だそうで、すでに稲川会幹部が弘道会へ「お見舞い」に行ったとのうわさです。

 東京スポーツは、乱闘の状況を「約20人ほどの集団に対抗勢力と思われる車が突っ込んだ。この車を全員でボコボコに。さらに一人を取り囲んで金属バットのようなもので殴り、蹴り飛ばした。ここに対抗勢力のものとみられる別の車が“加勢”に登場。取り囲んでいた男たちに突っ込んだのだ。誰のものかは分からないが、銃撃したような音まで聞こえる。さらにもう一台、別の車が現れ、何人も跳ね飛ばした」と伝えていますが、すごいですね。

 被害者はいずれも重傷ですが、命に別状はないそうです。とはいえ、山口組の中でも有力組織の弘道会傘下ですから、「関係者激震」といったところでしょうか。

 現場は、JR伊勢崎駅から南に約800mの繁華街で、キャバクラや居酒屋が並んでいます。一説には、以前からキャバ嬢の引き抜きをめぐってトラブルなどもあったようですが、真相はまだわかりません。

 東スポは、「捜査関係者」の話として、「組関係者はほかの組関係者と飲んでいたようだ。その後、以前から険悪な関係だった半グレ勢力ともめごとになったようだ」と捜査関係者の声を紹介していました。

 日刊ゲンダイでは、溝口敦さんが「本来なら(稲川会と山口組の)両組織がぶつかるなどあってはならないことだが、今回は稲川会側が弘道会側に手ひどく攻撃を加えたようだ。早晩、両組織の首脳部は話し合い、手打ちに持ち込むとみられている」と分析しています。このニュースが配信される頃は、もう実行犯は逮捕されて、一件落着していると思いますけどね。

 連載100回を記念して、「元極妻だけど何か質問ある?」みたいなのをやってみようかと編集者さんに思いつきでお話ししたら、採用されてしまいました。

 冷静に考えると、わりと大それたことをしていますね。1通も来なかったらヤラセで応募しようとかわりと本気で考えていたところ、すでにご質問をいくつかいただいているようで、本当にありがとうございます。

 今回は先着順で、2つお答えさせていただきます。

――NHKの朝ドラ『おちょやん』で主人公・千代の弟ヨシヲは、家出して孤独だったところ、神戸のヤクザの親分らしき人に拾われて面倒を見てもらっていたようで、その組織の命令で千代の劇団を潰そうとしに来たという描写がありました。結局潰されなかったんですが、潰すとヤクザの利益になるんですか? ヤクザと興行が昔から関係が深いのはなぜですか?

 おお、そんな話があるんですね、『おちょやん』。見てないからアレなんですけど、「潰しに来た」のは、自分の意思でなく誰かに頼まれたからですね。頼んだ人に「利益」があったのでしょう。

 おそらくですが、千代さんのライバルの劇団の関係者が頼んだのではないでしょうか。多分モデルは吉本興業ですね。Wikipediaによりますと、『おちょやん』のモデルは松竹新喜劇の方ですが、松竹芸能と吉本興業の歴史的な対立は、ヤクザの間ではよく知られた話です。これもWikipediaに出ています。

 ヤクザは自分から暴れることも少なくはないですが、誰かに頼まれて暴れることのほうが多いですよ。もちろん、お金になるからです。

 次に、ヤクザと興行の関係ですが、これはかつてのヤクザは「興行中止のリスクを負える人」だったからだと思います。昔は、通信とか交通機関とか損害保険とかもろもろのインフラが整っていなかったので、興行の「雨天中止」はシャレになりませんでした。今ならコンサート中止などには専門の保険がありますが、昔はそんなものないですからね。ヤクザはそういうときのリスクも負っていたんです。

 たとえば神社やお寺の境内で相撲の興行を打つときに、雨や力士のケガで「中止するかどうか」を考えなきゃいけない場合、「コワい人」が決めないと、モメる確率が高いです。テキヤさんはイベント会場で売る物も準備してますし、できるだけ苦情や損害が出ないように仕切るのが「親分の器量」というわけです。

 松竹と吉本のような「引き抜き問題」なども優しい人じゃダメで、コワい人同士で話し合うんです。あと、そもそもいわゆる「芸人さん」はサラリーマンじゃないので、職場のルールを守れないとか時間にルーズだとかいろいろあるようです。そこをビシっと叱れるコワい人の存在は不可欠なのでしょう。

――映画『すばらしき世界』で、キムラ緑子演じる姐さんが、「やめたいと思っていないヤクザはいない」という内容のセリフを言っていました。これは現実のヤクザにとっても本当なのでしょうか? いまだに抗争が起きているのを見ると、結局、ヤクザはドンパチ好きなだけなんじゃないかと思います。

 話題の映画ですよね。見たいんですが、ちょっとバタバタしておりまして……。ヤクザはたしかに粗暴ですが、ヤクザになるのは、ほかに居場所がないからです。ほかに居場所があれば、ヤクザにはなりません。

「誰がなりたくてヤクザになるだろうか」

 ヤクザの親分の息子として育った作家の宮崎学さんは、2011年に暴力団排除条例が全国の都道府県で出そろった時に出版されたブックレット『あえて暴力団排除に反対する』(同時代社)で、こう問いかけられています。生まれた時から実家が組事務所を兼ねていて、いろんなヤクザを見てこられたそうです。

 性格が粗暴だから居場所がないのか、居場所がないから粗暴になるのか、これは鶏と卵の問題みたいなもので、微妙なところではあります。というか誰にでもいろんな「衝動」はあるんですが、普通は小さい頃から家庭や学校で少しずつ「ガマンすること」を覚えていきますよね。

 ヤクザになる人というのは、たいてい貧困など成育環境に問題があります。そういう環境では「ガマン強いよい子」として育つ可能性は限りなく低く、暴力衝動を抑えられないまま大人になるんです。でも、本当は本人も寂しいんだと思います。

このニュースに関するつぶやき

  • 島田紳助の芸能人生命にトドメを刺した溝口敦さんの名前を見ると、話の信憑性が高まる気がする。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

前日のランキングへ

ニュース設定