オリにバッファローマン入団?

キン肉マンとのコラボを発表し、自身をモチーフとした超人の前でポーズをとる吉田正尚選手と山本由伸投手＜球団提供＞

◆ 超人パワーで25年ぶりの日本一へ

　オリックスは15日、人気漫画『キン肉マン』とのコラボ企画「バッファローマンがバファローズに入団!?」を発表。バファローズのユニホームに身を包んだバッファローマンが誕生した。

　バッファローマンは、頭から生えた二本の大きな角が特徴の超人で、野牛（バッファロー）をモチーフにしている。超人強度1000万パワーを誇る圧倒的な力を武器に数々の名勝負を演じてきたバッファローマンが今季、バファローズの勝利のために戦う。

　今回の企画は、『キン肉マン』の作者である漫画家ユニット「ゆでたまご」の嶋田隆司さん、中井義則さんが、ともにオリックスが本拠を置く大阪市出身であり、球団からの「キン肉マンに登場する超人たちの勇気と力を、ぜひバファローズに」との依頼に、「大阪の球団のためなら」と快諾したことによって実現。中井さんも「バッファローマンにバファローズのユニホームがこれほど似合うのか」というほどの出来栄えだ。

　また、投打のタイトルを獲得し、オリックスを代表する“超人”である吉田正尚選手と山本由伸投手も超人化。筋肉を極限まで巨大化させたマッチョマンの吉田正の肉体から放たれた打球は、宇宙の果てまで飛んでいくとのこと。そのフォルムを嶋田さんは「キン肉マンボディー」と表現した。

　一方、多彩な球種を操る山本から中井さんと嶋田さんがイメージしたのは、キン肉マンの好敵手「アシュラマン」。6本の腕から変幻自在の魔球を投じ、並みいる強打者をきりきり舞いさせる。

　球団では、3月末発売の「オリックス・バファローズ　パーフェクトガイド2021」で、今回の企画を特集。3超人のカラーイラストのほか、ゆでたまごが選ぶ「超人ベストナイン!」も盛り込み、野球ファンとキン肉マンファンの両方が楽しめる内容になっている。さらに、フェイスタオルやTシャツ、トートバッグなど、コラボ企画によるスペシャルグッズの販売も予定している。

　自身のイメージキャラクターを前に、吉田正は「すごくうれしい。いいパフォーマンスを発揮できるように、しっかりと準備をして鍛えたい」と話し、山本も「人気のキャラクターで、すごく有名な方の作品とコラボが出来て、とてもうれしい。見ていただく方が興奮するようなプレーを見せられるように頑張りたい」と、間近に迫ったシーズン開幕に向けて気持ちを新たにしていた。

　丑（うし）年の2021年、超人バッファローマンの“加入”は、バファローズにとって大きな援護となるはずだ。

文＝北野正樹（きたの・まさき）

オリックスにバッファローマンが入団？！キン肉マンと“超人”コラボ

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