コロナ禍でより接触を避けるようになり、生活者の消費活動・生活様式は変わってきている。企業も急速にDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しており、生活者のライフスタイルにもさらなる変化が起こっていくだろう。
そこで今回は、ドラッグストア・株式会社薬王堂と株式会社10Xの共同プロジェクト「ドラッグストアDX推進プロジェクト」について見ていく。
共同プロジェクトの概要
薬王堂は東北地方にコンビニエンス・ドラッグストアを展開している。東北地方は少子高齢化・人口減少が特に課題とされる中、生活インフラとして店舗・サービスの展開を行っている地方のひとつだ。
薬王堂はコロナ禍において、自費による非接触のPCR検査サービスを提供するなど、変化に対応しながら積極的に地域生活に寄り添う活動を行っている。
一方の10Xは、コロナ禍で需要の高まった日用品購入のデジタル化を重要な社会インフラと考えている。
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サービスとしても、最初の緊急事態宣言が発令された2020年5月より、チェーンストアECの垂直立ち上げプラットフォーム「Stailer」の提供を開始するなど、積極的に活動展開をしている。
両社は生活者に対し提供したい価値が一致しており、故に今回の共同プロジェクト「ドラッグストアDX推進プロジェクト」の実施に至ったとされている。
「P!ck and」アプリについて
その取り組みの第一歩として、「P!ck and」アプリの提供を開始している。本サービスは、スマートフォン上で店舗商品の注文を行い、店頭または店舗駐車場で車上受取(ドライブスルー受取)が可能となっている。
スマートフォン上で購入したい商品が決まるため、店舗で利用者同士が接触する機会を減らし、買い物自体もよりスマートに行うことができるようになっているのが魅力だろう。店舗展開については下記のように述べられている。
3月より「岩手矢巾店」「盛岡向中野店」「紫波日詰店」「滝沢室小路店」で開始し、年内にも全店舗の展開を目指します。
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本取り組みを起点として、少子高齢化・人口減少の課題のある地域のデジタル化を推進していけるのか、引き続き注目していきたい。
終わりに
今回は株式会社薬王堂と株式会社10Xの共同プロジェクトの取り組みについて迫った。FUTURUS編集部では引き続き、「地方のDX化」について、様々な視点から追っていくつもりだ。
【参考・画像】
※PRTimes