コロナ禍において対策の必要を迫られる「3密回避」。会社員の在宅勤務の影響もあり、飲食業界ではテイクアウトや宅配サービス需要の増加も見られている。
今回は、クラスメソッド株式会社の提供する飲食モバイルオーダーサービスと、熊本市の取り組みについて見ていく。
クラスメソッドについて
今回の取り組み開始の背景には、熊本市の行っている活動の取り組みが関わっている。
熊本市では、企業誘致の一環として首都圏の企業と熊本市の地場企業や優れた人材、豊かな自然といった地域資源を結び付け、協業等を応援する事業を行っています。
今回クラスメソッド株式会社と株式会社熊本シティエフエムの連携により実証実験の行われる「ちょい熊モバイルオーダー」は、取組の第1弾として行われるようだ。
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サービスを提供するクラスメソッド株式会社は、東京都千代田区に本社を構えるIT企業だ。サービス提供の領域は下記のように述べられている。
クラスメソッド株式会社はアマゾン ウェブ サービス(AWS)をはじめとしたクラウドサービス、データ分析基盤、アプリ開発、IoT連携、AI/機械学習の技術を活用した企業向け支援を行っています。
「すべての人々の創造活動に貢献し続ける」という経営理念を持ち、企業のDX化を推進するための支援を展開、支援顧客数は2,300以上に上る。
ちょい熊モバイルオーダーについて
今回の取り組みでは、クラスメソッドが「CX ORDER」というサービスを、熊本市・株式会社熊本シティエフエムに提供している。「CX ORDER」は、LINEミニアプリを活用したモバイルオーダー機能を簡単に作成できるようにしたクラウドサービスだ。
より身近な「LINE」アプリをベースとして使用することにより、活用企業・利用者ともに利用ハードルを下げた形でサービスを提供している。今回の「ちょい熊モバイルオーダー」は、株式会社熊本シティエフエムが「CX ORDER」を活用した形となっている。
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利用者はLINE上で熊本市内飲食店の注文を行うことができ、加盟店舗にはオーダーが表示され、商品受取が可能になると利用者側にも知らせられるといったサービスだ。
実証実験は6月30日まで行われ、導入店舗は10店舗以上が予定されている。実証実験後は本格的に運営を行っていくとのことだ。コロナ禍における3密回避を実現しつつ、店舗・利用者共に効率化を図れる本施策に今後も注目していきたい。
終わりに
今回はクラスメソッド株式会社が提供するモバイルオーダーサービス実証実験の取り組みについて迫った。FUTURUS編集部では引き続き、「地方のDX化」について、様々な視点から追っていくつもりだ。
【参考・画像】
※PRTimes
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