アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、チェルシー戦を振り返った。18日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグが17日に行われ、アトレティコ・マドリードはアウェイでチェルシーと対戦。ファーストレグを0−1で落としたため、勝利するためには最低でも2得点が必要だったアトレティコだが、34分に先制点を許すと、後半アディショナルタイムにも追加点を奪われ、0−2で敗戦。2試合合計0−3で敗れ、CLベスト16で敗退となった。
チェルシー相手に2連敗でCL敗退となったシメオネ監督は試合後、「彼らは勝利に値した」と完敗を認めた。
「最初の試合はイーブンだったが、今日は彼らの方が優れていた。我々は高い位置からプレスをかけようとして、うまくいくこともあった。それでも、それが痛手となることもあった。ゴールを奪うために他の方法も試みたが、攻撃面は十分ではなかった。だが、ジョアン(フェリックス)はこのチームに来て以来、最高の出来だったと思う。それは我々が望んでいるものだった」
また、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスはこの試合に先発出場したものの、得点を挙げることはできず、59分に途中交代となった。交代後には不満な表情を見せていたが、シメオネ監督は「選手がプレーを続けたいと思うのは普通のこと。他の選手たちと別の方法で攻撃をするべきだと思ったから、交代させた」と不満を見せた同選手に理解を示した。
リーガ・エスパニョーラでは現在首位となっているアトレティコ。ベスト16でのCL敗退がリーグ戦に影響を与えるかと聞かれると、「恐れてはいない」と否定し、「CLはいつも難しいものだ。ここでは学び、改善していくということだ。我々は常に同じ献身性と決意を持ち続けなければいけない」と今後への意気込みを語った。