巨人・坂本が実戦復帰、マー君との対戦は四球と中飛　若林はアピール弾！

● 巨人 3 − 6 楽天 ○
＜オープン戦・東京ドーム＞

　腰の張りで戦列を離れていた巨人の坂本勇人内野手（32）が20日、「3番・遊撃」で1週間ぶりに実戦復帰。小学生時代にチームメートだった楽天先発・田中将大投手（32）と2度対戦し、結果は四球と中飛だった。

　坂本のオープン戦出場は、13日のオリックス戦（京セラD大阪）以来。1回裏、二死無走者の場面で兵庫・伊丹の昆陽里タイガースでチームメートだった田中将と8年ぶりの対戦が実現すると、場内から大きな拍手が沸き起こった。第1打席は坂本が、フルカウント後の高めの真っ直ぐを見極め四球で出塁。4回の第2打席は3球目の真っ直ぐを中堅へ弾き返したが、フェンス前まで達した大飛球は中堅・田中和に好捕された。

　復帰戦の坂本は5回表の守備から退き、盟友対決は1打数無安打、1四球の結果。田中将は7回まで投げ、巨人打線を3安打1失点に封じた。

　好投した田中将から唯一の得点を叩き出したのが、この試合「2番・左翼」でスタメン出場した若林。0−0で迎えた4回、先頭打者として甘く入った4球目のスライダーを叩くと、打球は右中間席へ飛び込むオープン戦1号ソロとなった。若林は5回から二塁のポジションへ移りフル出場。一発以外の出塁はなく4打数1安打だったが、好投手から貴重なアーチをかけ開幕スタメン入りをアピールした。