明治安田生命J1リーグ第6節が行われ、徳島ヴォルティスと横浜FCが対戦した。
ともに開幕から未勝利が続く両チームの対戦。昇格組の徳島はここまで2つのドローで17位。一方の横浜FCは開幕から5連敗で最下位に沈んでいる。
横浜FCは9分、ボール奪取から瀬古樹が持ち上がってミドルシュート。しかしわずかにゴール右にそれた。
一方の徳島は直後にチャンスを作る。小西雄大の浮き球パスに渡井理己が抜け出してシュート。GKと1対1の局面となったが、これは六反勇治がナイスセーブ。
38分、横浜FCは左サイドのCKから袴田裕太郎がそらしたボールをマギーニョが右足で合わせるも体勢が悪く枠に飛ばせず。
42分、ついにスコアが動く。徳島は右サイドの岸本武流がアーリークロスを送ると、エリア内まで戻ってきていた杉本竜士がオウンゴール。徳島が先制に成功する。
後半に入り57分、横浜FCは再び左サイドのCKから。ファーサイドの袴田が打点の高いヘディングで逆サイドネットに突き刺した。
セットプレーの弱さを露呈した徳島は浜下瑛を投入し、宮代大聖を前線に移動させる。すると73分、渡井がセンターサークル付近で前を向いてカウンター開始。前線へスルーパスを送ると、抜け出した宮代がGKと1対1を制して流し込んだ。徳島が勝ち越しに成功する。
その後追いすがる横浜FCに大きなチャンスを作らせず、2−1の勝利を収めている。前回J1に挑んだ2014年には本拠地で1勝も出来なかった徳島は、今回7年越しの悲願を達成している。
【スコア】
徳島ヴォルティス 2−1 横浜FC
【得点者】
42分 1−0 オウンゴール(徳島ヴォルティス)
57分 1−1 袴田裕太郎(横浜FC)
73分 2−1 宮代大聖(徳島ヴォルティス)