府立の中高一貫から京大へ 特色入試の理念に「相性の良さを感じた」理系男子

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2021年03月22日 08:05  AERA dot.

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写真京大の時計台 (c)朝日新聞社
京大の時計台 (c)朝日新聞社
 東大推薦、京大特色に合格した高校生はどんな人たちなのか。京大工学部への進学が決まった洛北(京都)の川本青汰さんを紹介する。

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■「高校教育は受験のためだけではない」

 小さいころから科学番組を見るのが好きな「理系少年」だった。

 洛北は京都一中を前身とする府立の中高一貫校で、ノーベル物理学賞受賞者の朝永振一郎や湯川秀樹が輩出したことで知られる。中学から入ると、サイエンス部で6年間活動。高校では科学関連の大会に多数出場してきた。生物学オリンピックの国内本選で3年連続して入賞(1年時に敢闘賞、2年時に銅賞、3年時に金賞)し、国際大会では3年時に銀メダルに輝いた。

「受験のために出ていたわけではありません。オリンピックの問題には知識よりも根源的な理解や考察力を問う問題が多く、挑戦意欲を刺激されました」

 夢は研究者。生物細胞を構成する分子の動きを追いかける分子生物学の領域に関心がある。

「化学的な視点で生物を理解していくことが求められる分野。生物と化学どちらも好きで、両者への関心を生かせそうだなと」

 高校には京大の博物館見学など高大連携型のプログラムも多く、進路先として自然と京大が視野に入るようになった。試験の点数だけでなく、高校での活動や学びの意欲を総合的に評価する特色入試の理念にも共感した。

「高校教育は受験のためにあるわけではないと思っていたので、相性の良さを感じました」

 来年の受験生に向け、こうメッセージを送る。

「自分の興味関心や価値基準を大切にすれば、それが自分の尖(とが)った部分になります。特色入試では、まさにそのような点を評価してもらえます。自分が本当にやりたいことを大切に高校生活を送ってほしいです」

(本誌・松岡瑛理)

※週刊朝日  2021年3月26日号

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