レッドブル・ホンダF1のフェルスタッペン、メルセデスを強く警戒も「タイトル獲得に集中している」バーレーンGPプレビュー

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2021年03月24日 08:01  AUTOSPORT web

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マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2021年F1開幕戦バーレーンGPですべてのチームの実力を確認する瞬間を楽しみにしている。プレシーズンテストで好調だったレッドブルを今年のチャンピオン最有力候補とみなす声も多いが、フェルスタッペンはその考え方は現時点では否定しつつ、全力でメルセデスと戦うべく集中している。

 フェルスタッペンはバーレーンでのプレシーズンテストで唯一1分28秒台に入る1分28秒960をC4タイヤでマークし、3日間総合でのトップとなった。フェルスタッペンは3日間で200周以上を走りこみ、順調にRB16Bのデータ収集を行った。

「僕としては1日半の走行でも構わなかった。走行距離を稼げたこと、セットアップ変更がうまく機能すると確認できたことが重要だ」とフェルスタッペンはチームの開幕戦プレビューリリースにおいてコメントした。

「暑いコンディションでしか走っていないし、それぞれのサーキットが必要としているものは異なる。だから限界を見定めることはできない。それでもマシンにいい感触を持てたことは事実だ。安定していて快適に乗ることができた。向上すべき点は常にあるものだけど、僕らはいつも改善に取り組んでいるし、今後もエンジニアたちがそのための作業を行っていくだろう」
■「王者メルセデスを甘く見る者は愚か」とフェルスタッペン

 2021年シーズンへの期待について聞かれたフェルスタッペンは、テストで低調だったメルセデスを甘くみてはならないと強調、過度に楽観的になることを避けようとしている。

「テストでポジティブなスタートを切ることができたのは確かだ。これほどしっかり走りこむことができ、マシンへの理解を深めることができたのだから、満足していいだろう。そうはいっても、純粋なパフォーマンスについては何も分かっていない。外部の人達は僕らがただそう言っているだけだと考え、興奮しているのは知っている。でもメルセデスは今もチャンピオン有力候補だ。7年連続で世界選手権を制してきた彼らが、そうでなくなるなんてことがあるはずがない」

「メルセデスは、僕らが有力候補だと人々に思わせて、僕らにプレッシャーをかけようとしているんだ。僕はそう思っている。でも僕らは自分たちのことに集中していく」

「チームとホンダのスタッフ全員が、メルセデスや今年速さを発揮するチームを倒すために努力している。毎シーズンが彼らを倒す新しい機会だと僕は考えている。でも、テストを見て、自分たちが前にいると思い、楽な戦いになると考えるのは愚かなことだ」

「予選Q3で全員がプッシュして走る瞬間が待ちきれない。全員が搭載燃料を少なくしてフルパワーで走るその時、どのチームがパフォーマンスを向上させてきたかが分かる。決勝では、どのチームがレースディスタンスでパフォーマンスを維持できるのかが見えてくるだろう。僕らがその両方で優れていることに期待しているよ」

 2021年F1開幕戦バーレーンGPは、3月26日から28日に開催される。

「タイトル争いを開始できるよう、僕もチームもやるべき仕事を遂行しなければならない。全員が役割を理解している。ホンダとエクソンモービルは、今シーズンRB16Bを最高のパッケージとするために、冬の間懸命に努力してくれた」とフェルスタッペン。

「バーレーンは好きなトラックだし、自分たちのパフォーマンスを確認するのが楽しみだ。そして、ようやく各チームの実力を見ることができる」

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