現地時間23日、イギリスは昨春の最初のロックダウン導入日から丸1年を迎えた。「National Day of Reflection」と称されたこの日は、イギリス各地で新型コロナウイルス感染により亡くなった人を弔ったり、愛する人達と死別した人々をサポートするイベントが行われた。英王室ウィリアム王子とキャサリン妃は国内に計1600ほど設置された新型コロナウイルスワクチンの接種会場の1つ、ロンドンのウェストミンスター寺院を訪れ、同会場で働く医療従事者やワクチン接種に訪れた国民と交流を図った。途中夫妻が死者を悼むための黙祷を行い、ウィリアム王子が追悼のキャンドルを、キャサリン妃がスイセンの花を供える場面も見られた。
そんなロイヤルメンバーゆかりのウェストミンスター寺院だが、「NHS(National Health Service)」の報告書によると、現在はワクチンの接種会場として毎週およそ2000回分の接種が実施されているという。イギリスでは現在、教会やモスク、競馬場、スポーツスタジアム、映画館、美術館など、国内のあらゆる施設がワクチンの接種会場として利用されており、現在までに2280万人超の国民が第1回目を、150万人が第2回目の接種を済ませているそうだ。
画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2021年3月23日付Instagram「Since March, Westminster Abbey has been providing up to two thousand life-saving jabs each week to local Westminster residents.」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 c.emma)