アストンマーティンF1で新たなスタートを切るベッテル。愛車の名前は初代ボンドガール“ハニー・ライダー”

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2021年03月26日 15:01  AUTOSPORT web

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2021年F1第1戦バーレーンGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
新たに誕生したアストンマーティンF1チームが、2021年F1バーレーンGPでそのキャリアにおける一歩を踏み出す。4度のF1チャンピオン、セバスチャン・ベッテルとレーシングポイント時代からチームに所属するランス・ストロールの新ペアは、AMR21・メルセデスでの初めてのレースを楽しみにしている。

 レーシングポイントF1チームのオーナー、ローレンス・ストロールが、自身が大株主を務める伝説的な自動車メーカーのアストンマーティン社の名称をF1チームに用いることを決め、1960年以来初めて、アストンマーティンチームがF1に復帰することとなった。

「アストンマーティンが合流したことが、このチームのポテンシャルの高さを示している。チーム全員にとってエキサイティングな瞬間だった」とストロールは、チームのバーレーンプレビューリリースのなかでコメントした。

「僕たちは組織として進化し続けている。マシンとその動作を理解するための人材とリソースが増強されていくんだ。とはいえチームがどのように成長していくのか、まだ理解しきれてはいない」

「バーレーンのテストで自分たちが持つポテンシャルの全てを発揮できたとは思っていない。開幕から数レースの間には間違いなく、パフォーマンスが向上していくだろうから楽しみだ」

 チームはアストンマーティンとしてF1で上位を目指すにあたり、ベッテルを獲得した。フェラーリから移籍したベッテルは、今季3日間に短縮されたテスト期間で、新しいチームとマシンに慣れなければならなかった。

「最初の数レースは試行錯誤で学んでいくことになるだろう。僕にとっては新しいチームで、まだみんなのことを知ったり、AMR21のドライブの仕方を理解したり、チームに溶け込もうとしたりといった段階にいるんだ」とベッテルは言う。

「今週末バーレーンで、その旅のスタートを切ることにとても興奮している。テスト期間中は興味深いコンディションだった。強風のせいでかなり走りづらかったんだ。ここではいつもタイヤのデグラデーションが重要なファクターになってくるので、面白いレースになるだろう」

 ベッテルは、毎年自分の愛車に名前をつけることで知られている。バーレーンGP直前の木曜、AMR21の名前を聞かれたベッテルは、アストンマーティンが“ボンドカー”として使用されていることにちなみ、ジェームズ・ボンド映画第1作『007 ドクター・ノオ』のボンドガールの名前を選んだことを明かした。

「ハニー・ライダーだよ」とベッテル。
「最初のストーリーの名前だから、いい考えだと思った」

“ハニー・ライダー”についてベッテルは「すぐに快適に走れたから満足している。(トラブルで)あまり走れなかったけれど、このマシンとうまくやっているよ」と述べている。

「やるべきことはまだあるし、もっと慣れていく必要がある。でも時間がたてばよくなっていくはずだ。今はリラックスしている。問題はないはずだ」

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