楽天・石井一久GM兼監督、開幕戦で初勝利「僕も1勝目だ」

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2021年03月27日 03:00  ベースボールキング

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ベースボールキング

楽天の石井一久監督
○ 楽天 8 − 2 日本ハム ●
<1回戦・楽天生命パーク>

 楽天・石井一久GM兼監督が、レギュラーシーズン開幕戦で初勝利となった。通算10度目の開幕投手を務めた涌井秀章が、日本ハム打線に対し、7回まで116球、4安打無失点のピッチング。西武、ロッテ時代に続きプロ野球史上初の3球団で開幕投手勝利を挙げ、かつて西武時代にチームメイトでもあった石井監督に初勝利をプレゼントした。

 ウイニングボールを受け取った石井監督は、「僕も1勝目だ、と思って。また新たにこのチームでしっかりとシーズンの一歩を踏み出したなと思う」と話し、涌井のピッチングについては「メンタルもコマンドもテクニカルもすべて良くて、前回、オープン戦は不安な内容で終わったが(19日・ヤクルト戦4回途中8失点)、こういうピッチングをしてくれると信じていた」と振り返り、「ごはんも現役時代にいっぱいごちそうしたんで、しっかりやってくれたと思う」と石井流の表現でねぎらった。

 攻撃では、1番・辰己涼介が初回、上沢直之が投げた初球の145キロ直球をレフトスタンドへ運び、球団史上初の開幕戦先頭打者本塁打に。開幕戦での初回初球先頭打者本塁打は、2007年の巨人・高橋由伸以来、パ・リーグでは1970年のロッテ・山崎裕之以来、51年ぶりの記録となった。

 呼応するように、打線は2ケタ10安打8得点。石井監督は、「効率良く点を取ってくれたが、それ以上に野手の人が集中して、みんなきょうは第一歩目なんで、しっかりと踏み出してくれたなと思う」と話し、辰己の初球先頭打者弾については、「辰己らしい思い切りがあったんで。チームに勢いを持ってくる素晴らしい一打だった」と称えた。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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