楽天・石井監督、右ふくらはぎ痛で離脱の田中将大は「遠征中にもピッチングをやる」

右のふくらはぎを痛めて27日の先発を回避することになった楽天・田中将大投手について、この日の試合前に石井監督は、「回復状況にあるのでこれからだと思う」と話した。

　今後については、「日に日に状況は変わってくると思う。状況が変わってくるというのは悪い方向ではなくて、プラスの方向に状況は変わってくると思うので。そこをしっかり見極めながら調整するという形になる」と話し、一軍に同行することを明かした上で、「遠征中にもピッチングをやるんで」とあくまで軽症であることを強調した。

　田中は25日の開幕前日練習で右ふくらはぎの張りを訴え、仙台市内の病院で診察を受けた結果、「右ヒラメ筋損傷で」試合復帰まで3週間を要する見込みであることが発表されている。

　また、田中に代わり、この日の日本ハム戦に先発する髙田萌生投手について、石井監督は、「力もあるし、もともと先発でやっているピッチャーなので。あまり失敗を恐れずにいってくれることが一番。そうはいってもいろいろと失敗を考えたりもするが、こっち的には失敗は全然構わないので。それよりは成長できる種というものを見つけてほしいなと思う。恐れずに、まず向かっていくことが一番大事。ある意味かなりチャンスなので、こっちとしても、どんなピッチングをしてくれるのかなと。結果がどうのこうのというのはない。強がりとかではなく、チームのピンチというよりはワクワクしている」と話し、「ショートスタートということは考えていないので。彼の役割はあくまで先発。ふつうに、先発としての役割を全うしてほしい」と巨人から移籍後初登板となる右腕に期待をかけた。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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