トッテナムに所属するウェールズ代表FWギャレス・ベイルの去就について、同選手の代理人を務めるジョナサン・バーネット氏がコメントした。26日、大手メディア『ESPN』やイギリスメディア『BBC』が伝えた。
ベイルは昨年夏にレアル・マドリードから1年間のレンタル移籍でトッテナムに加入。今シーズンはこれまで公式戦25試合に出場して10ゴールをマークしており、7年ぶりに復帰した古巣で復活の兆しを見せている。
そんなベイルは先日、「今季、トッテナムに来た一番の理由は、何よりもまずプレーするためだった。EUROに向けてベストコンディションでいたかった。当初のプランはトッテナムで1シーズンプレーすることで、EURO後はレアル・マドリードでの契約が1年残っている。僕のプランとしては(レアル・マドリードに)復帰する予定だ」と語り、レンタル期間終了後のスペイン復帰を希望していることを明かしていた。
この発言は大きな話題を呼んだが、バーネット氏はベイルの将来を決めるのは「時期尚早」だと『ESPN』に対してコメント。また、ベイルの言葉は“意思表示”ではなく、1年間のレンタル移籍という現実を反映した“事実の表明”として意図されたものだと主張し、「文脈を無視して受け取られている」とも語ったようだ。
さらに同氏は、『BBC』に対しても「いつまでに決めないといけない、という期限の設定はない。彼はただ、“今”に集中しているんだ」と語り、将来は未定であることを明かした。
なお、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は今月はじめ、ベイルの今季後の去就について、「彼はトッテナムの選手ではないから、すべてはレアル・マドリードの手の中にある。レアル・マドリードとは(今季終了後も)1年契約が残っていて、彼らが権利を持っている」とコメントしていた。