リーガ・エスパニョーラ第29節が4日に行われ、セビージャとアトレティコ・マドリードが対戦した。
首位アトレティコと4位セビージャの上位対決。両チームの勝ち点差は11ポイントとなっており、アトレティコと暫定2位レアル・マドリードの勝ち点差は3ポイントとなっている。両チームともに優勝争いをするためには落とせない一戦となった。
セビージャは7分、左サイドのスローインからエリア内で受けたジョアン・ジョルダンがオフサイドラインぎりぎりのイヴァン・ラキティッチに縦パスを入れると、サウール・ニゲスに倒され、PKを獲得。8分、これをルーカス・オカンポスが右足でゴールやや右に蹴ったが、GKヤン・オブラクにセーブされた。
立ち上がりの主導権を握るセビージャは16分と17分にオカンポスが立て続けにシュートを狙うが、いずれも得点に結びつけることはできない。スコアレスで後半へ折り返すと、アトレティコ・マドリードは49分、右サイドのクロスからエリア内中央のルイス・スアレスが右足のオーバーヘッドキックを試みる。しかし、シュートブロックに入った相手ディフェンダーへのファウルとなった。
セビージャは63分、ラキティッチのラストパスをユセフ・エン・ネシリがエリア内左で受け、左足でシュート。しかし、相手ディフェンダーにブロックされる。アトレティコは65分にマルコス・ジョレンテが、66分にはコケがエリア外から狙うが、いずれも得点には結びつかない。
セビージャは70分、試合を動かす。ワンツーパスでエリア内右を深くえぐったヘスス・ナバスが折り返すと、マルコス・アクーニャがヘディングでゴール右に叩き込み、先制に成功した。アトレティコ・マドリードは後半アディショナルタイム1分に決定機。左サイドからアンヘル・コレアがクロスを上げると、エリア内のスアレスが右足で合わせる。しかし、相手ディフェンダーにブロックされる。
試合はこのまま終了。前半から試合を優位に進めたセビージャがアトレティコ・マドリードを下し、リーグ戦4試合無敗とした。アトレティコ・マドリードはリーグ戦6試合ぶりの黒星となり、暫定2位レアル・マドリードとの勝ち点差は3ポイントとなった。
次節、セビージャは12日にアウェイでセルタと、アトレティコ・マドリードは11日にアウェイでベティスと対戦する。
【スコア】
セビージャ 1−0 アトレティコ・マドリード
【得点者】
1−0 70分 マルコス・アクーニャ(セビージャ)