ロッテ、益田と小野が試合のない月曜挟んで3連投中 気になる今夜の起用法

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2021年04月07日 13:11  ベースボールキング

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ロッテのブルペン陣を支える守護神・益田直也(C) Kyodo News
ロッテは6日のオリックス戦に3−3で引き分け、4日の日本ハム戦から2試合連続の引き分けとなった。

 リリーフ陣でいえば、今季は開幕から勝ちパターンの投手が失点する場面が相次いだが、6日のオリックス戦では3−3の7回から登板した唐川侑己が満塁のピンチを招きながらも1回を無失点、8回・小野郁、9回・益田直也が危なげなく3人で打ち取った。勝ちパターンの投手が、全員無失点に抑えたのは今後に向けて明るい材料といえそうだ。

 ただ、気になるのは今夜のオリックスの継投だ。守護神の益田直也と3日の日本ハム戦から勝ち試合の8回で投げている小野が、月曜日の休日を挟んで現在3連投中。昨年はシーズン通して、1週間で投げる登板数、連投などがしっかり管理されていた。“1週間に4試合投げた投手”、“3連投した投手”は、益田直也と澤村拓一の2人だけ。また、休日の月曜日を挟んで4連投した投手もいなかった。

 昨季でいえば、日曜日に投げて月曜日の休日を挟んで、火曜日から連投するというパターンは何度かあった。一方で土曜日から連投して、月曜日の休日を挟んで、火曜日、水曜日と連投したケースはなかった。

 昨季を例にみると、守護神の益田が10月31日(土)の楽天戦、11月1日(日)の楽天戦で連投し、月曜の休日を挟んで、11月3日(火)のソフトバンク戦に登板しているが、11月4日(水)のソフトバンク戦は登板していない。そもそも4日の試合は0−2と敗戦ゲームだったため、抑えの益田に登板の機会が巡ってこない展開だった。

 唐川も9月5日(土)ソフトバンク戦、6日(日)ソフトバンク戦で連投し、月曜の休日を挟んで、8日(火)の日本ハム戦に登板したが、9日(水)の日本ハム戦の登板はなし。ちなみに9日の日本ハム戦は、6回まで2−0という試合展開だったが、球数が少なかった先発・小島和哉が7回のマウンドにあがり1点を失うも7回を投げきり、8回・ハーマン、9回・益田で逃げきった。

 1週間で投げる登板数という観点でみると、火曜日からの連投は勝っている展開であれば、間違いなくある。ただ、益田と小野が月曜日の休日を挟んで3連投中。昨年は石川歩、美馬学をはじめ先発が長いイニングを投げていたが、今季は9回で打ち切りということもあり、球数が100球に到達していなくても、競った展開であれば、6日のオリックス戦のように先発・小島和哉が6回・87球でもスパッと継投に入っている。今夜僅差で8回、9回を迎えたときに小野、益田の登板があるのかーー。それとも、唐川をはじめハーマン、田中靖洋、河村説人、土居豪人といった投手を起用して逃げ切るのかーー。

 今夜のオリックス戦は、岩下大輝が予告先発となっている。打線が大量点を奪い早いイニングから岩下を援護できれば、勝利の方程式を起用することなく勝利することができる。ただリードしている展開で試合終盤を迎えれば、勝ちパターンの投手を投入し逃げ切ることが現実的だ。投手の起用法を含めて、今夜の試合展開は非常に注目だ。

文=岩下雄太

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  • 抑えに益田が出れば「益田劇場」が気になるわ。
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