7日に行われる予定のチャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグ、ポルト対チェルシー。元ポルト選手の発言がきっかけとなり、かつてレアル・マドリーでともにプレーしたクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチ(現チェルシー所属)とポルトガル代表DFペペ(現ポルト所属)が試合前から緊張状態にある模様だ。6日に、スペインのラジオ局『カデナ・セール』が報じている。
事の発端は、1984年〜1987年にかけてポルトでプレーし、現役最終年の1998年には横浜フリューゲルスでも活躍した元ポルトガル代表のパウロ・フットレ氏の以下の発言だ。
「チェルシーの選手たちは、CL準々決勝の対戦相手がポルトだと聞いてパーティーをしていた」
クラブOBのこの発言を聞き、ペペは「チェルシーの選手たちが、抽選結果を聞いてお祝いをしていたことが表ざたになったね」とコメント。コヴァチッチは、チェルシーの選手としてかつての同僚の発言に我慢がならなかったようだ。
「ぺぺがそんなことを言うのはおかしい。意味が分からないよ。レアル・マドリードでプレーしていた経験から、CLのこの段階では良い相手も悪い相手もいないことを知っているはずだ」
「僕らはお祝いなんてしていない。当然ながら、それはありえないよ」
コヴァチッチは、CLの前日会見ではっきりと断言した。一方、ポルトについては「決勝トーナメント1回戦でユヴェントスを破った彼らは、印象的なチームだ。素晴らしい個性とチームスピリットを見せていたね。次ラウンドに進むためにはベストを尽くさなければいけない。簡単ではないよ」と賛辞を贈った。