F1スプリントレース導入案、2021年の実現に向け前進。金銭的条件にチーム側が同意

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2021年04月08日 10:41  AUTOSPORT web

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2021年F1第1戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年シーズン中に一部グランプリでスプリントレースを導入するというプランが、チーム側が金銭的な条件に同意したことで、実現される見通しとなった。

 開幕前に、今季3戦において決勝グリッドを決定する予選スプリントレースを土曜に開催するというプランがあることが明らかになり、これについてチーム側を含めて協議が行われてきた。チームは新たなフォーマットを試すことには前向きな姿勢を見せながらも、コスト面においての懸念を表明。スプリントレースのなかでマシンがクラッシュするなどの事態が考えられるため、F1からの追加の支払いや、予算上限額の引き上げを求める声が上がっていた。

 しかし4月7日、『RACEFANS』を含む一部メディアによると、チームが金銭的条件において合意したという。それによりイギリスGP(7月16日〜18日)、イタリアGP(9月10〜12日)、ブラジルGP(11月5〜7日)の3戦に予選スプリントレースが導入される方向で調整が進められていくということだ。

 F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、最近、次戦エミリア・ロマーニャGPまでにはスプリントレースについての詳細を決定する予定であるとコメントしている。

「最後の詳細事項を決定しつつある。(エミリア・ロマーニャGPの)イモラまでにまとめることを目標としている」とドメニカリは『Rai Radio 1』に対して語った。

「我々としては、現状よりもさらに緊張感の高い週末を設けたいと思っている。金曜日には1時間のプラクティスと予選を行い、この予選でスプリントレースのグリッドを決める。そして(土曜の)スプリントレースの結果が日曜決勝のグリッドとなるわけだ」

「このフォーマットにより、グランプリへの関心はより一層高まるだろう。それをオーガナイザーも、テレビ放映権保有者たちも望んでいる」

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