英各クラブ、フィリップ殿下の薨去に哀悼の意…1955〜57年にはFA会長務める

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2021年04月10日 00:14  サッカーキング

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2006年にエミレーツ・スタジアムのオープン・セレモニーに参加したフィリップ殿下 [写真]=Getty Images
英国の各クラブが、エディンバラ公爵フィリップ王配の薨去(こうきょ)に哀悼を意を捧げた。

 フィリップ殿下は、現地時間9日朝に99歳で薨去。訃報を受け、プレミアリーグやスコティッシュ・プレミアシップなど英国内の各クラブが哀悼の意を表した。記者会見中に訃報に気づいたトッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は会見を一時中断し、「ロイヤルファミリーに哀悼の意を表したいと思います。非常に正直に言うと、私はロイヤルファミリーを深く、深く、尊敬しています。とても残念に思いますが、それも人生であり、私たちは進み続けなければなりません」と、殿下への弔辞を述べた。

Everyone at Manchester United is saddened by the passing of His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh.

We extend our sympathies to Her Majesty The Queen and the Royal Family at this difficult time. https://t.co/NNqDETQggm pic.twitter.com/nJMXOoVHLJ— Manchester United (@ManUtd) April 9, 2021

 プレミアリーグは、「この度、エディンバラ公フィリップ殿下が薨去されたことを受け、プレミアリーグは深い悲しみに包まれています。私たちは、女王陛下、ロイヤルファミリー、そして殿下の死を悼む世界中の人々に哀悼の意を表します」と公式声明を発表。また、「今夜から週末にかけて行われるプレミアリーグの全試合において、選手は黒の腕章を着用し、キックオフ前に1分間の黙祷を行う」ことも併せて発表した。

 フィリップ殿下は1949年に初めてFAカップ決勝を観戦し、1955年から1957年にかけてはFA(イングランドサッカー協会)の会長を務めていた。その後もFAの名誉会員として、数々の試合を観戦。イングランドが優勝した1966 FIFAワールドカップ イングランドでは、『ウェンブリー・スタジアム』での優勝式典にエリザベス2世とともに参加し、同スタジアムで開催されたEURO1996の決勝戦にも訪れていた。

 また、フィリップ殿下は存命中にクラブとの交流も行ってきた。2006年10月26日には、アーセナルの現スタジアムである『エミレーツ・スタジアム』の公式オープンセレモニーに参加。元フランス代表FWティエリ・アンリ氏ら選手やアーセン・ヴェンゲル元監督、経営陣、スタッフらと言葉を交わした。アーセナルは「関係者全員にとって忘れられない一日となりました」と、長年クラブとの関わりがあった殿下への哀悼を表した。

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