リーガ・エスパニョーラ第30節が9日に行われ、FW岡崎慎司が所属するウエスカとエルチェが対戦した。岡崎は7試合連続のベンチスタートとなり、4試合連続で出番は訪れなかった。
降格圏18位のウエスカと17位エルチェの残留を争うチーム同士の対決。両チームの勝ち点差は2ポイントとなっており、互いに落とせない一戦となった。また、前節のレバンテ戦に勝利したウエスカは今季初の2連勝がかかる一戦となり、エルチェは5戦ぶりの勝利を目指す。
ウエスカが開始早々に試合を動かした。3分、右サイドのCKの流れからダビド・フェレイロがクロスを上げると、ラファエル・ミルがヘディングでゴール右下隅に叩き込んだ。しかし、ウエスカは直後の4分、クロスをカットしようとしたデニス・ヴァヴロのオウンゴールにより失点。早々に試合を振り出しに戻された。
ウエスカは25分、左サイドからのクロスにペドロ・ロペスが飛び込むと、相手ディフェンダーに倒される。しかし、VAR判定の結果、PKは与えられなかった。それでも、ウエスカは30分、勝ち越しに成功する。左サイドのエリア手前で相手ディフェンダーのパスをカットしたサンドロ・ラミレスがカットインから右足を振り抜くと、強烈なシュートはGKの手を弾いてゴール左に吸い込まれた。
1点ビハインドで後半へ折り返したエルチェは65分、ホサンが上げたクロスにギド・カリージョがヘディングで合わせるが、ボールはゴール右に外れる。ウエスカは88分、追加点を奪う。相手エリア内で右サイドからクロスを上げると、ホハン・モヒカのハンドを誘発。これをラファエル・ミルがゴール右下に沈めてとどめの一撃を刺した。
試合はこのまま終了。ウエスカがエルチェを破り、暫定16位に浮上して降格圏を脱出。また、今季初のリーグ戦2連勝を飾った。2戦連続で2ゴールを記録したラファエル・ミルは今季のリーグ戦得点数を12に伸ばした。エルチェは5戦未勝利で降格圏18位に後退した。
次節、ウエスカは18日にアウェイでアラベスと、エルチェは同日にアウェイでオサスナと対戦する。
【スコア】
ウエスカ 3−1 エルチェ
【得点者】
1−0 3分 ラファエル・ミル(ウエスカ)
1−1 4分 オウンゴール/デニス・ヴァヴロ(エルチェ)
2−1 30分 サンドロ・ラミレス(ウエスカ)
3−1 88分 ラファエル・ミル(PK/ウエスカ)