オリックス痛恨の逆転負けに指揮官も苦言「内野のミスが全て」

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2021年04月10日 06:14  ベースボールキング

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◆ オリックスの新旧エース対決は山岡に軍配もチームは敗戦

 オリックスは10日、本拠地・京セラドーム大阪で日本ハムと対戦。ここまで2試合に登板して勝ち星のない山岡泰輔が中5日で先発のマウンドに上がった。一方の日本ハムは、オリックスのかつてのエース・金子弌大が先発。「19番」を背負う新旧エース対決が実現した。

 試合は、粘り強いピッチングを披露する山岡と、同じく好投を続ける金子による投手戦に。オリックスは苦手とする金子を攻めあぐねるも、7回にT−岡田の適時二塁打で先制に成功。しかし、続く一死満塁の好機をモノにできなかった。

 するとオリックスは1点リードで迎えた8回から平野佳寿を投入。一死一塁で迎えた中田翔を二ゴロに仕留めたかに見えたが、セカンドの太田椋が明らかに間に合わないセカンドの封殺を狙ってオールセーフに。さらに、続く野村佑希が遊ゴロを打ち併殺完成かと思われたが、ショート・大城の手にボールがつかず、併殺に失敗。その後、淺間大基がレフト戦に二塁打を放たれ、三塁走者に続いて一塁走者も長駆ホームイン。記録には残らない痛恨のミスで逆転を許した。

 結局、試合は日本ハムが1点差を守り抜き、オリックスがカード初戦を落とす結果となった。


 6回を被安打4の無失点に抑えた山岡は「三者凡退のイニングが少なく、ランナーを許しながらのピッチングになってしまいましたが、なんとか粘りながら0に抑えることができて良かったです」と総括。中嶋聡監督も「きょうみたいなピッチングをしてたら絶対に勝てるようになる」と評価した。その一方で「これは野手が応えるしかない。野手全員で応えていくしかないし、やっていかないとピッチャー潰れてしまう。試合も潰れる」と、山岡や好投を続けている投手陣を庇うとともに、ミスが目につく野手陣に奮起を促した。

 敗因については「内野のミスが全て。あそこで、ひとつ取ればいいという状況判断が出来なかったこと。ダブルプレーが取れなかったこと。そこを何とか改善していきたい」と語り、セカンド・太田の野選と、ショート・大城の併殺ミス、8回に出た2つのミスを指摘し、改善点に挙げた。

 この試合でオリックスが記録した失策は1つだが、前述のミスを含め、記録に残らないミスが散見。今季も投手陣が奮闘している一方で、チームの失策数はリーグ最多の11個を記録するなど、つまらないミスを減らしていくことこそが、今後の最重要課題となっている。まずは目の前の試合、ワンプレーに集中し、残り2試合をモノにしたいところだ。


取材・文=どら増田

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  • それでもまた新たなゲームに起用されたら、前向きなプレーが求められるプロの世界。…がんばれ。
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