リーガ・エスパニョーラ第30節が10日に行われ、MF久保建英が所属する15位ヘタフェは13位カディスと対戦した。久保は2試合ぶりの先発出場を果たし、トップに近い位置で51分までプレーした。
ヘタフェは8分、久保のチャンスメイクから左コーナーキックを獲得すると、その流れから決定機を迎える。ダビド・ティモールが頭で折り返したボールが相手DFに当たってゴール前にこぼれると、マティアス・オリベラが胸でのトラップからシュート。これが相手GKに阻まれると、さらにハイメ・マタが押し込もうとしたが、アルバロ・ネグレドにブロックされた。ヘタフェはその直後にバックパスのミスからカウンターを食らうが、ネグレドのクロスが失敗に終わったことで事なきを得た。
カディスは15分、左からサルビ・サンチェスがゴールに向かうクロスを供給すると、ニアでイェンス・イェンソンが合わせる。シュートは枠を捉えていたが、相手GKダビド・ソリアの好セーブに阻まれた。前半はお互いに得点が生まれず、スコアレスで折り返した。
カディスは50分、右からのコーナーキックにファリが頭で合わせたが枠を捉えられない。すると64分、カディスがオウンゴールで先制する。左サイドからアルフォンソ・エスピーノが左足でクロスを送ると、相手DFティモールは処理に失敗。ボールはティモールの胸に当たってゴールに吸い込まれた。
試合はこのまま終了。ヘタフェは4試合ぶりの黒星で5戦未勝利、カディスは2連勝となり、両者の勝ち点差は「5」に開いた。なお、久保は38回のボールタッチを記録し、10本のパスと2本のドリブルに成功した。
次節、ヘタフェは18日にホームでレアル・マドリードと、カディスは同日にホームでセルタと対戦する。
【スコア】
ヘタフェ 0−1 カディス
【得点者】
0−1 64分 オウンゴール/ダビド・ティモール(カディス)