ウィリアム王子、英アカデミー賞授賞式への出席を辞退 フィリップ王配の逝去を受けて

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2021年04月11日 03:51  Techinsight Japan

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在りし日のフィリップ王配とウィリアム王子(画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年6月10日付Instagram「Wishing a very happy 99th Birthday to The Duke of Edinburgh!」』のスクリーンショット)
エディンバラ公フィリップ王配が崩御したことを受け、ウィリアム王子は会長を務める第74回英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式への出席を辞退した。英時間10日と11日に開催される式典では、事前に録画した王子の対談やビデオ通話によるスピーチが流される予定だった。

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英国アカデミー賞を主催する英国映画テレビ芸術アカデミー(British Academy of Film and Television Arts, BAFTA)の会長を2010年2月から務めるウィリアム王子が、今年の同授賞式への出席を辞退することが伝えられた。

同アカデミーは声明で「エディンバラ公が逝去されたことを受け、ケンブリッジ公爵はBAFTAの番組には出席しないことになりました。英王室の皆様には心よりお悔やみ申し上げます」と述べている。

現地時間9日にウィンザー城で静かに息を引き取ったフィリップ王配(享年99)は同アカデミーの初代会長に就任し、1959年から1965年まで務めていた。

現在の会長であるウィリアム王子は毎年、キャサリン妃を伴って英アカデミー賞授賞式の式典に出席している。今年は現地時間10日と11日にロンドンのロイヤル・アルバートホールで開催されるが、パンデミック中のため王子のみがリモート出演する予定だった。


ウィリアム王子はコスチュームデザイナーのジェニー・ビーヴァンとメーキャップ&ヘアデザイナーのシャロン・マーティンとの対談を事前収録し、ロックダウン中での撮影や映画制作の技術について話し合うはずだった。2日目には王子がビデオ通話でスピーチを行い、過去1年間の映画産業の回復力を称える予定が組まれていた。

フィリップ王配の訃報を受け、BBCでは通常の放送スケジュールを変更して特別番組が放送されたが、授賞式の模様は予定通り放送されるという。式典ではプレゼンターが会場に登場し、バーチャルで出席する受賞者に授与される。

フィリップ王配の逝去後8日間、エリザベス女王は公務を一切行わず、今後30日間は喪に服すことになる。祖父への敬意を表すため、ウィリアム王子は女王に倣ってBAFTAへの出席を取りやめたものとみられている。

英時間10日正午には、エリザベス女王との結婚前に海軍に従事していたフィリップ王配を偲んで、ロンドンとエディンバラ、カーディフ、ベルファーストを含む英国全土とジブラルタルや海上で軍隊による礼砲が行われた。

画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年6月10日付Instagram「Wishing a very happy 99th Birthday to The Duke of Edinburgh!」、2020年2月3日付Instagram「This evening, The Duke and Duchess of Cambridge attended the @bafta Awards」』『The Royal Family 2021年4月9日付Twitter「An Online Book of Condolence is now available on the Royal website for those who wish to send a personal message of condolence」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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