皐月賞へ注目度UP。トライアルを圧勝し名手を確保したアドマイヤハダル

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2021年04月11日 07:11  webスポルティーバ

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2021年クラシック候補たち
第15回:アドマイヤハダル

 3歳牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(中山・芝2000m)が4月18日に行なわれる。今年は、さまざまな前哨戦、ステップレースから有力馬が集結。稀に見る混戦模様となっている。

 そんななか、直前のトライアルを快勝し、本番に向けて注目度が増している馬がいる。栗東トレセンの大久保龍志厩舎に所属するアドマイヤハダル(牡3歳/父ロードカナロア)である。




 昨夏の2歳新馬(8月1日/新潟・芝1800m)でデビューした同馬は、その初陣を見事に勝利して、2戦目にはリステッド競走のアイビーS(10月24日/東京・芝1800m)に挑んだ。道中は中団やや後方を追走。直線に入って馬群の間から抜け出しを図るも、他馬との激しい競り合いに屈して4着に敗れた。

 続く3戦目は1勝クラスのエリカ賞(12月12日/阪神・芝2000m)に出走。ここでは、好スタートから2番手の好位につけた。そのまま直線入口で早めに先頭に立って、逃げたスパイラルノヴァと叩き合いを演じた。そして、ゴール手前で同馬を振り切ると、のちにリステッド競走のすみれSを圧勝するディープモンスターらの追撃も抑えて2勝目を挙げた。

 圧巻だったのは、4戦目となる皐月賞トライアルの若葉S(3月20日/阪神・芝2000m)。道中4番手につけて、4角手前から徐々に進出していくと、直線では外から一気に抜け出しを図った。その伸び脚は非常に力強く、残り200m付近で先頭に立ってからは、後続をまったく寄せつけずに突き抜けた。

 上がりタイムは、メンバー最速タイの33秒7をマーク。2着に3馬身差をつけての完勝だった。勝ち時計も2分を切って、1分59秒5。この時期としては、優秀なタイムと言える。

 こうして、堂々と皐月賞へと向かうことになったアドマイヤハダル。さらに、ここに来て急きょ、リーディングジョッキーのクリストフ・ルメール騎手の皐月賞での騎乗が決まるなど、追い風ムードにある。

 本番を前にして、陣営のトーンも上がっているようだ。その様子を、関西競馬専門紙のトラックマンが伝える。

「陣営のアドマイヤハダルについての評価は、若葉Sまでは辛口なジャッジが多めでした。しかし、前走の若葉Sの勝ちっぷりを見て、それなりに手応えをつかんだようです。本番に向けても『上積みがありそう』とのことで、この中間も『目いっぱいの稽古はしていないけど、動きはいい』と前向きなコメントが増えてきました」

 厩舎スタッフからは、皐月賞でのレースプランや、その後の展望についての話も聞いた。トラックマンが続ける。

「まだ体質的に弱いところがあるようで、若葉Sでの好時計についても『馬場状態がよかったので』とスタッフは冷静に分析しています。そうした体質もあってか、皐月賞では『距離のロスを考慮しても、外目の枠がいいと思う』と話していました。

 一方で、距離については『延びても問題ない』との見立てで、皐月賞はもちろん、GI日本ダービー(5月30日/東京・芝2400m)に向けて、楽しみは膨らんでいるようです。陣営としては、まずは皐月賞で"力を測る"といった感じでしょうか」

 ルメール騎手が鞍上を務めることになり、これまで以上に注目を集める存在となったアドマイヤハダル。上位人気も予想される皐月賞でどんな走りを見せるのか、楽しみだ。

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