“顔が付いた”モトローラ「razr 5G」は楽しく撮影できるスマホだった

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2021年04月11日 10:11  ITmedia Mobile

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写真折りたたみスマホの「razr 5G」。いい感じにカーブしたサブディスプレイにとつぜん顔が!
折りたたみスマホの「razr 5G」。いい感じにカーブしたサブディスプレイにとつぜん顔が!

 顔が付いたスマホの登場である。いきなり顔が現れるのである。これでカメラを向けられると、多分ほんのりと笑う。むすっとするのは難しい。



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 それがモトローラの折りたたみ式スマホ「razr 5G」。わざわざガラケー時代に一世を風靡(ふうび)したRAZRのデザインコンセプトを受け継いでいるところがモトローラっぽいとこだ。



●razr 5Gで人を撮ると面白い



 往年のRAZRシリーズを知らない人もいるだろうから、並べてみた。



 手元に私が昔使っていた「M702iG」(RAZR V3xのドコモバージョン)があったのだ。2006年の製品だ。往年のRAZRと最新のrazr。縦横比が全然違うけど、顎の部分のデザイン何かそっくりだし、今の大画面スマートフォンでも折りたためば昔のケータイとあまり違わないのだ。



 でもって、往年のケータイ同様、これをかぱっと開くのである。



 アウトカメラは見ての通り1つ。4800万画素で(撮影時は4画素を混合して1つにするので実質1200万画素)光学式手ブレ補正付。レンズはF1.7で焦点距離は35mm判換算で26mm相当とスペックはなかなかいい。



 ただ、顔が出るのである。あまりにこの顔が面白かったので、人物撮影の話から。



 razr 5Gを開き、カメラを起動して撮る。ここまでは至って普通なんだが、カメラが「人物」を認識すると、背面のサブモニター(2.7型でタッチパネル付き。800×600ピクセル)にアイキャッチアニメとして、顔が出現して動くのである。



 だいたいにして画面上のアニメは笑顔を作ってくれるので、撮られる方もつられやすい。



 これは人物を認識したときにだけ出現する。カメラを起動するたびに顔になるわけじゃないのでご安心を。



 撮り終えると、このサブモニターに撮影後のプレビューを表示してくれる(インスタントレビュー)。どう撮られたか確認できるし、アイキャッチアニメではなく、常にプレビューを表示することもできるので、被写体が表情や角度を自分でチェックすることもできる。



 これは子どもとか連れ合いとか友人とか撮るときウケそう。



 では肝心の画質はどうかというと、これがなかなかいい。肌の色もしっかり出ていて不自然さがない。



 こういうデザインの端末だと(ケータイ時代の感覚で)つい縦位置で撮っちゃいがちなので、次は横位置で撮りたい。



 横位置で構えると、アイキャッチアニメの顔もちゃんとそれに合わせてくれる。



 アプリの方は顔を見つけると「ポートレートに切り替える」って表示が出る。ここをタップすると背景がボケるポートレートモードに切り替わる(メニューから切り替えてもOK)。



 シングルカメラだし、特に距離測定用センサーを持っているわけじゃないのでエッジの処理はちょっと甘いところがあるし、遠近感もあまり出ていないけど、見た感じの違和感は少ない。



 背面の大きなサブディスプレイは自撮り時も力を発揮する。4800万画素のメインカメラで自撮りできるからだ。



 閉じた状態でカメラを起動。画面をタップして撮ってもいいし、手のひらシャッターを使っても側面のボリュームキーを押して撮ってもいい。



 そのときはカメラが上に来るように持つ方がよいかと思う。



 閉じた状態でも自撮りに必要な設定はタッチパネルを使って行えるし、自撮り時はビューティー機能も働く。



 自撮り時は4:3と1:1からアスペクト比を選べる。デフォルトは1:1の正方形だ。



 もちろんインカメラもある。こちらは2000万画素(4画素混合で撮影するので500万画素相当になる)と画素数は少なくなるが、写りは悪くない。



●ナイトビジョンはけっこう派手だった



 折りたたみ式+サブディスプレイ付きならではの面白さはこの辺にして、残りはいつもの感じでガスタンクから。



 こってりというよりはあっさり系で、派手じゃないけどいい写り。



 シングルカメラだが、ちょっとは望遠使いたいよねってことで2xのデジタルズーム。



 続いて、菜の花とタカトオコヒガンザクラ。



 シーンによってはぐっと派手な色になることがある。料理と認識して撮影されたこのカキフライ、派手!



 うちの猫を撮ってみたが、残念ながら動物認識はしてくれないようだ。



 ちょっと暗いところへいって、夜の団地でスクーター。感度は上がっているけど、ノイズも目立たなくていい。これはなかなか優秀。



 そして夜景。



 razr 5Gは夜景用の「ナイトビジョン」モードを持っており、ナイトビジョンに適したシーンと判断されると「ナイトビジョンに切り替える」とアドバイスしてくれ、そこをタップするか、メニューから「ナイトビジョン」を選ぶとモードが切り替わる。



 ナイトビジョンに切り替えて撮影したのがこちらだ。画面中央あたりで白く光っているのは月。



 では通常の写真モードとナイトビジョンモードではどう違うのか。これがかなり極端に違うので、その時々で使い分けたらよさそう。



●AI機能も持っています



 最後にrazr 5Gらしい機能を幾つか。



 まずは「設定」。補助グリッドと水平マーカーは個人的には必須。構図を決められる他、カメラが気付かないうちに傾いてしまうのを防げるから。



 AI設定の「ショット最適化」は、いわゆるAIシーン認識的なヤツで珍しくないのだけど、「スマート構図」はちょっと面白い。撮影時の傾きを補正し、三分割法に従って構図を決め直してくれるもの。シャープのAQUOSが持っている「インテリジェントフレーミング」に近い。



 もう1つは「シネマグラフ」。これも機能としては新しいわけじゃないのだけど、それっぽい作例を撮れたので。写真の一部だけが動くというもの。



 動画は4K動画に対応。手ブレ補正もしっかり使える。



 残念だったのは、半分だけ開いた状態で使えなかったこと。Galaxyの折りたたみ式モデルはモニターを半分だけ開くと上半分がファインダーに、下半分が操作系になるので、端末をテーブルなどに置いて三脚いらずで使ったり自撮りしたりできて面白かったのだけど、razrは開くか閉じるかしかないのだ。



 そこ以外はもうかなり楽しい。サブモニターを使った撮影は楽しいし、折りたたんだときのrazrらしい流線型はポケットに収まりやすくていいのだ。


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