同い年での名勝負を制した山下健太「坪井選手を抑えるのでいっぱいいっぱい」【第1戦GT500決勝会見】

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2021年04月11日 19:41  AUTOSPORT web

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2021スーパーGT第1戦岡山 優勝を飾ったENEOS X PRIME GR Supraの大嶋和也と山下健太
4月11日に岡山国際サーキットで開催された2021スーパーGT第1戦。荒れ模様の決勝レースを終え、GT500クラスで見事に優勝を飾ったENEOS X PRIME GR Supraの大嶋和也と山下健太が会見に出席し、歴史的名バトルを振り返った。

大嶋和也/第1スティント担当
「ROOKIE RACINGとして、1から今年メンバーも揃えてメンテナンスも変わり、本当に1から作ったチームでまさかこんなに早く結果が出せるなんて思いませんでした。なので正直すごく驚いています。本当にチームメンバーみんな大変だったと思いますが、すごく頑張ってくれて、不安だったピットストップも本当に完璧にこなしてくれたので、チームのみんなに感謝しかないと思っています」

「レースに関しては、今週はクルマの仕上がりが良くて、選んでいたタイヤも決勝に向けて自信のあるタイヤでした。なので2番手スタートからでも追い上げて優勝できるだろうなと思っていました。でも、僕のスティントではなかなかチャンスを掴みきれず、(37号車を)追い抜くことができなかったです。ですが、クルマのフィーリングがすごい良かったので、トップの真後ろでピットに入ることがさえできれば、まだまだ後半にチャンスが出てくると思いました」

「チームのタイヤ交換と山下選手の走りに託したという状況だったのですけど、僕が乗っていたときのフィーリングからしたら、まさかあんなに山下選手が苦戦するとは思わなかったですね。ちょっとこれから原因を追求しなければいけないと思っていますが、よくあの状況で抑えきってくれました。レースを見ながら、あんなに生きた心地のしない時間はなかなかないと思います(苦笑)。本当に凄いなと思ったので、今日は素直に褒めてあげたいですね」

「長いことGT500を戦ってきていますが、開幕戦で勝つことは初めてだと思います。ここから先どんな戦いをしていこうかというイメージがまだ湧いていないですが、もともと今回の岡山に来る前は第2戦の富士で勝つためにいろいろと準備をしていました」

「まさかここで勝てるとは思っていなかったので非常に嬉しい誤算なんですけれど、富士はすごい得意ですし、次も表彰台、そして優勝を狙って頑張りたいと思います。あと、エネオスさんが今年からスポンサーとして戻ってきてくれて、以前僕が乗っていたときにはあまり良い結果をプレゼントすることができていなかったので、今年こそエネオスさんに喜んで頂けるように頑張って走りたいと思います」

山下健太/第2スティント担当
「僕も今年からROOKIE RACINGに入れていただいて最初のレースでしたが、昨日の予選を走るまでは、こんなに上位を走れるなんて思っていませんでした。ただ、チームがいいクルマを作ってくれて上位を戦える状況というのが予選でわかりました」

「今日も大嶋先輩がスタートしてから、レースを見ていて『すごく速そうだな!』と思いましたし、大嶋先輩も速かったです。ピットストップではグチャグチャになりましたけど、そのなかで1番で送り出してくれたので、これは普通に逃げ切れるなと思いながら走っていました」

「ですが、セーフティカー明けで走ってみると『なんか微妙だな…』と思い始めて、そこから坪井(翔/au TOM’S GR Supra)選手がすごい勢いで毎周のように迫ってきたので、それを抑えるのでいっぱいいっぱいでした」

「ただ、坪井選手に対してちょっと僕が強引なところもあったと思うので、そこは申し訳なかったかなと思いますが、なんとか勝てて良かったです」

「今回はトヨタ勢が前方を独占するような結果になりましたが、また次戦からは結構勢力図が変わってくると思います。自分たちはウエイトを積むので、とても厳しくなってくると思います。そのなかでしぶとく戦って、できる限りポイントを取っていくのがチャンピオンに必要なことだと思います。富士は比較的GRスープラに合っていると思うので、もう一回優勝するくらいの勢いでいきたいと思います!」

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