食肉処理場に向かうブタ “仲間”を踏み台にトラックから飛び降りる(英)

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2021年04月11日 21:11  Techinsight Japan

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無事に発見されたブタ、今では一家のペットに(画像は『Metro 2021年4月7日付「Leapfrogging pig escapes slaughter after daring escape from back of trailer」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット)
このほど農家の女性が育て上げたブタを食肉処理場に連れて行くため列に並んでいると、3頭いたはずのブタが2頭になっていることに気付いた。ブタは加工されてしまうことを察したのか、逃走してしまったのだ。その後、無事に発見されたブタに愛着が湧いた女性は、名前を付けて自宅で飼育することにしたという。『Metro』などが伝えている。

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英デボン州北部のラングツリーで農家を営むサラ・アランさん(Sarah Allan、29)と夫のスチュアートさん(Stuart)は、手塩にかけて育てた3頭のブタを17キロ離れた食肉処理場にトラックで運んでいた。

「食肉処理場に入るための列に並んでいると、スチュアートが『サラ、今日は2頭だっけ?』と聞いたのです。『冗談言わないでよ。そんなわけないじゃない』と言って荷台を確認すると、本当に2頭しかいなかったので驚きましたよ。」

当時のことをそのように明かすサラさんだったが、ブタのサイズからしてトラックの荷台を飛び越えることはできないと思っていた。すぐに近隣住民や友人にブタが逃げ出したことを連絡し、見かけたら捕まえるように声をかけた。

サラさんたちは広範囲にわたって数時間かけて探していたが、ラングツリーから約8キロ離れたミルトン・ダメレルの農家から「逃げ出したブタを見つけた」とFacebookを通じて連絡が入った。

無事にブタを引き取ったサラさんは、「あの日は本当に大変な一日になりましたよ。ブタは恐らく他の2頭を踏み台にして、トラックの荷台から飛び降りたのでしょう。普段はブタに名前を付けることはしないのですが、多くの人に『豚が見つかった場所にあやかって“ミルトン(Milton)”と名付けた方がいい』と言われました」と語っている。


ミルトンを捜索していた時に愛着が湧いてきたというサラさんは、「あれからミルトンは食肉処理場に連れていかず、現在も自宅で飼育しています。他の2頭は加工されてしまったので、仲間を失ってしまったことで少し落ち込んでいるようです」と話しており、隣に座ってミルトンを慰めたという。

サラさんは「ミルトンはトラックが嫌いになってしまったようで、見つかった場所から自宅に連れて帰る時も逃げ出そうとしていましたよ。ミルトンが生き残ろうとしたことには本当に感心しました。現在は安全な場所で過ごしており、これからは私たちと過ごしていくことになりますね」と明かしており、ミルトンをペットとして飼育することに決めたそうだ。

画像は『Metro 2021年4月7日付「Leapfrogging pig escapes slaughter after daring escape from back of trailer」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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