リーガ・エスパニョーラ第30節が11日に行われ、ベティスとアトレティコ・マドリードが対戦した。
優勝争いで頭一つ抜けたいアトレティコ・マドリードと6位ベティスの一戦。レアル・マドリードがバルセロナに勝利しているため、アトレティコ・マドリードは敗れれば勝ち点で並ばれることになる。なお、FWルイス・スアレスとMFマルコス・ジョレンテは招集外となっている。試合はベティスのホームで行われた。
アトレティコ・マドリードが試合開始早々に先制に成功する。5分、左サイドからドリブルで仕掛けたヤニック・フェレイラ・カラスコがジョアン・フェリックスとのワンツーパスでエリア内左に侵入する。フェリックスのパスに反応したアンヘル・コレアが潰されると、こぼれたところをカラスコが押し込んで幸先よく先制した。
しかし、ベティスは20分、試合を振り出しに戻す。左サイドからアレックス・モレノがクロスを入れると、エリア内中央のクリスティアン・テージョが右足で合わせる。これがゴール右に決まった。両チーム譲らず、互角の展開となる。
同点で後半へ折り返すと、ベティスは59分にテージョが、60分にはホアキン・サンチェスがエリア内からシュートを放つが、ゴールを割ることはできない。するとアトレティコ・マドリードは63分、マリオ・エルモソに代えてレナン・ロディを、エクトル・エレーラに代えてビトーロを投入し、打開を図る。
ベティスは74分、左サイドからカットインしたアイトール・ルイバルが右足で強烈なシュートを放つが、ホセ・ヒメネスに体を張ってブロックされる。アトレティコ・マドリードは後半アディショナルタイム1分に決定機を迎える。右サイドを崩したビトーロが折り返し、これにコレアが右足で合わせる。しかし、GKクラウディオ・ブラボのビッグセーブに阻まれた。
試合はこのまま終了。先制したアトレティコ・マドリードだったが、ベティスに追いつかれドロー。アトレティコ・マドリードは首位を維持したが、2位レアル・マドリードとの勝ち点差は1ポイントとなった。
次節、ベティスは18日にホームでバレンシアと、アトレティコ・マドリードは同日にホームでエイバルと対戦する。
【スコア】
ベティス 1−1 アトレティコ・マドリード
【得点者】
0−1 ヤニック・フェレイラ・カラスコ(アトレティコ・マドリード)
1−1 クリスティアン・テージョ(アトレティコ・マドリード)