とがったパーツが続々登場するアキバ

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2021年04月12日 17:12  ITmedia PC USER

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写真BARROW「FBEHD-01」。細長い画面が特徴的だ
BARROW「FBEHD-01」。細長い画面が特徴的だ

 今週、マザーボードで目立っていたのは、MSIのIntel Z590チップセット搭載ハイエンドモデル「MEG Z590 GODLIKE」だ。電源回路を20フェーズ装備し、Thunderbolt 4とThunderboltパススルー対応のmini DispalyPort端子をそれぞれ2基搭載する。PCIe Gen4接続のM.2 SSDが増設できる拡張カードも付属するなど、高付加な仕様となっている。価格は12万8000円前後(税込み、以下同)だ。



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●13万円弱のMEG Z590 GODLIKEや8.8型の横長液晶が登場



 ボードサイズがE-ATXで、多くの付属品をそろえることから、ボックスのサイズが液晶ディスプレイ並みの大きさになっており、店頭に置き場所が確保できないショップもいくつか見かけた。入荷したTSUKUMO eX.は「(2020年10月に登場したウォーターブロック付きの)『MPG Z490 CARBON EK X』を思い出させるサイズ感ですが、水冷式ではなく、通常のハイエンドモデルです。ただし、排熱処理が大変になるので、水冷と組み合わせる人が主流になるかもしれないですね」と話していた。



 水冷ラジエーターに固定することを想定した液晶ディスプレイも登場している。BARROWの「FBEHD-01」で、価格は1万6000円強だ。1920×480ピクセルの8.8型液晶で、ボディーサイズは約247.9(幅)×16.8(奥行き)×80.9(厚さ)mmとなる。映像出力はmini HDMIで、給電はUSB接続となる。



 デモ機を展示しているオリオスペックは「240mmラジエーターの側面にちょうどいいサイズにデザインされています。メーカー的には液晶画面でステータスを表示する意図があるようですが、長細い追加ディスプレイとして普通に外付けで使って、Twitterやメーラーなどの専用画面にすることもできます。意外と使い道が広そうです」とプッシュしていた。



 電源ユニットでは、定格700WのファンレスATX電源「SST-NJ700」がSilverStoneから売り出されている。80PLUS Titanium認証を取得したフルプラグインモデルで、価格は4万6000円強だ。



 オリオスペックは「ハイエンドクラスのグラフィックスカードでも最近は準ファンレス仕様が多いので、高負荷時を除いて基本的にファンレスとして、無音に近い状態で稼働させたいという人に向いているかもしれません。相当ニッチな需要かもしれませんが、攻めている感じがユニークですね」と面白がっていた。



 続いてはガンダム関連製品だ。



●10万円のガンダム液晶や1600W電源など、他にもとがったパーツが



 とがったパーツは、まだまだ登場している。



 ゲーミング液晶では、2月から出回っているASUSTeKの『機動戦士ガンダム』シリーズから2モデルが店頭に並んだ。2560×1440ピクセル表示の27型IPSパネルを採用した170Hzモデル「ROG Strix XG279Q-G GUNDAM EDITION」と「TUF Gaming VG27AQGL1A ZAKU II EDITION」で、価格は10万円弱と6万2000円前後となる。



 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「シリーズで買いそろえるのは他のパーツの兼ね合いで厳しい状況ですが、欲しい人は確実にいると思います。出足はそこそこでしたが、数量限定ですし、早めに動くのが得策でしょう」と話していた。



 電源ユニットは、SuperFlowerからもATXタイプの最上位モデル「LEADEX TITANIUM 1600W」が登場している。80PLUS TITANIUM認証を取得したフルプラグインモデルで、定格は1600Wだ。ただし、オリオスペックによると「一般家庭の100V電圧環境では最大1500W出力となります」という。価格は6万円強だ。



 また、スリムケースなどに組み込まれるTFX電源でも定格700Wの大容量モデルが加わっている。SilverStoneの「SST-TX700-G」で、価格は2万6000円弱だ。80PLUS GOLD認証を取得している。「ブック型のような薄いボディーでもそれなりに大容量が使いたいという人の選択肢を広げてくれますね。これまたニッチですが、刺さる人には刺さると思います」(オリオスペック)



 次にIntel NUCの新モデルを見ていこう。



●第11世代NUCのリテールパッケージがデビュー



 小型ベアボーンでは、Intelの第11世代Core iシリーズを搭載したNUCが3モデル登場している。



・小型だけどパワフル! 片手で持てる第11世代Core搭載のIntel NUCを試す



 Core i5-1135G7を搭載した2.5インチベイ付きの「NUC11PAHi5」と、2.5インチベイ非搭載の「NUC11PAKi5」、Core i3-1115G4と2.5インチベイ搭載の「NUC11PAHi3」があり、価格は順に5万2000円弱、5万2000円弱、4万2000円弱となる。



 第11世代NUCは2021年2月にCore i3-1115G4を搭載した「NUC11TNHi3」が茶箱で先行発売しているが、リテールパッケージで売り出されたのは今回が初めてだ。



 先行モデルと同じく、HDMI(2.0b)やPCIe 4.0に対応する他、Core i5モデルは新しい内蔵GPU「Intel Iris Xe Graphics」を採用しており、グラフィックス性能が従来より大きく向上している。



 TSUKUMO eX.は「4〜5万円台で4画面構成のPCが組めるスペックを組み込んでいるのは見応えがありますね。ヒットするポテンシャルはあると思うので、今後に期待したいです」と話していた。



●WD_BLACK SN750 4TBが少数入荷&次回入荷で高騰のウワサ



 Western Digitalからは、PCIe 4.0対応の高速シリーズ「WD_BLACK SN850」にヒートシンク付きモデルが投入された。2TBと500GBモデルで、価格は5万8000円前後と2万円前後となる。



 WD_BLACK SN850は、シーケンシャル読み出し速度が最大毎秒7000MBとなる高速シリーズで、2020年11月の発売当初から売り切れ続出の人気を得た。今回のヒートシンク付きモデルもヒットの期待が集まっている。



 一方で「ここまでの高速モデルを組み込むであろうマザーボードは、独自にヒートシンクを用意していることが多いので、使う場所が案外限られるところがあります」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)という声も多い。「第11世代Core iがPCIe 4.0に対応して、使い道が広がっているところもあるため、伸びしろはありますけどね」(同店)



 また、PCIe 3.0接続のM.2 NVMe SSD「WD_BLACK SN750」シリーズの最大容量も登場している。4TBモデルの「WDS400T3X0C」で、価格は6万4000円弱だ。



 入荷数はごく少数で、「次回入荷から仕入れ値がグンと上がるそうです」(TSUKUMO eX.)とのことだ。


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