有吉・夏目、5年前の意味不明記事の裏側とは? “芸能界のドン”の顔色をうかがうマスコミの姿勢

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2021年04月14日 00:02  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ついに医療崩壊が白日のもとに。コロナ感染拡大が続く大阪府が、不急の手術延期を緊急要請した。ふざけるな、である。国や大阪府は今まで何をやっていたのか。いや、やってない。実際、吉村洋文大阪府知事など“やってる”アピールばかりだしね。こうした失策のツケを払わされるのはいつも一般国民。ふざけるな!

第548回(4/11〜4/13発売号より)
1位「有吉弘行 なぜ5年間も隠さねばならなかったのか――夏目三久との交際の苦悩『妊娠の幻』と『消えた母』」(「女性セブン」4月22日号)
2位「独占スクープ 三田寛子憤怒 『父の悪いところばかり似て』長男橋之助が元乃木坂46アイドルと二股交際」(「女性セブン」4月22日号)
3位「小室圭さん 新・文書は空前のカラ振りに終わった“マザコン白書”」(「週刊女性」4月27日号)
同「小室圭さん 『眞子さまより母守る』断ち切れない佳代さんの呪縛」(「女性自身」4月27日号)

 先週、有吉弘行と夏目三久の結婚について報じたものの、あまりに内容がなかった「女性自身」「週刊女性」。だが、発表から雑誌発売まで時間があった「女性セブン」のタイトルを見ると――2誌とは違い、攻めている! 何しろ「妊娠の幻」と銘打ち、いまだ藪の中にある5年前の妊娠騒動にまで踏み込んでいるからだ。さて、どんな“真相”が書かれているのか。

「確かに当時、交際はしていました。でも行きすぎた憶測で妊娠が取り沙汰され、全面的な否定をしないと事態が収まらなくなり、破局するしかなくなったと聞いていました」(テレビ局関係者のコメント)

 うん!? 妊娠に関してはこれだけ。“行きすぎた憶測で妊娠が取り沙汰され”って何? そもそも意味不明である。さらに同日発売の「週刊文春」(文藝春秋)記事にも、5年前の妊娠報道がなされた経緯が記されているのだが、その発端は夏目を溺愛する所属事務所社長の田邊昭知氏が夏目と有吉の交際を知り、激怒。2人が出演していた『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)から夏目を降板させた。さらに『あさチャン!』(TBS系)の視聴率が低下した時、これまた田邊社長が「番組がつまらないから悪いんだ」とボヤいたことだったとして、こう解説している。

「TBSも『怒り新党』同様に夏目が降ろされると身構え、その話が一部のマスコミに漏れ伝わった。それがいつしか『結婚で降板』という話にすり替わり、日刊スポーツが“妊娠”などというさらに飛躍した誤報を打ってしまったのです」(TBS関係者のコメント)

 なんだかよくわからない、というのが多くの読者の感想だろう。奥歯に物が挟まったような物言いだし、しかし日刊スポーツが単なる“飛躍”で妊娠などというナーバスな情報をデカデカと一面トップで打つとは考えにくい。

 要するに、現在でも芸能界のドン・田邊社長率いる田辺エージエェンシーの顔色をうかがい、その真偽はともかく5年前の夏目の妊娠説をここで完全に払拭させよう、というマスコミの姿勢が垣間見れることは確かだろう。

 そして、「セブン」のもうひとつのタイトルにある「消えた母」に関してだが、これは5年前にはマスコミ取材に答えていた有吉の母親に「セブン」記者がコメントをもらおうと訪ねたが、すでに引っ越していて所在不明。その後、腰を悪くして入院しているということが判明したとこのこと。いずれにしてもお騒がせタイトルが光っただけの有吉・夏目結婚記事だった。

 なかなか興味深い梨園の色恋沙汰記事だ。その主人公は三田寛子を母に持ち、父親は歌舞伎俳優・中村芝翫という歌舞伎界のプリンス中村橋之助、25歳。若い! 独身! ということで当然モテる。そして「女性セブン」は目撃した。3月下旬に焼肉デートの後、デート相手の家に4連泊した橋之助の姿を。そしてお相手の女性は乃木坂46の元メンバーで女優の能條愛未だ。

 もちろん橋之助は独身だから、なんら問題のない熱愛発覚――では、もちろんない。橋之助は昨年1月、京都・祇園の元芸妓の女性との熱愛が明らかになっているからだ。そしてこの元芸妓の親戚には歌舞伎俳優もいる。ということで、母親の三田も彼女を認め、結婚も間近だといわれていた。そんな中で、発覚した能條の存在――。

 タイトル通り二股交際、確定だ。しかし、興味深いのは、ここからだ。能條との関係をキャッチした「セブン」が、2人が自宅近くで仲良く手をつないでいる時に直撃した時のこと。能條との交際について聞かれた橋之助は険しい表情で黙り込んだらしい。しかし、一方の能條はすごかった。

「真剣に交際をさせていただいております。おつきあいしてくださって素直にうれしいです」

 ヒャーー! 勝手に交際宣言してしまった能條! 記者に向かって交際宣言することで2人の関係を既成事実化しようとしたのか、加えてもう1人の交際相手に対するマウントか! 一方、堂々交際宣言の能條に対し、橋之助はその後の記者からの質問に歯切れが悪いまま。

 いやはや、恋する女性は強い!

 小室圭さんが4月8日、長文の文書を発表したことでマスコミは騒然。そして巻き起こったのが、さらにヒートアップした小室さんバッシングだった。いやぁ、筆者としてはこれまでの経緯や事情がわかって少し納得もできたが、世間の反応は全然違うのかとびっくり。

 結局、交際中に出した金を時間がたってから突然返せと(しかもマスコミを通じて)主張する男性も男性だし、そんなのと付き合ってた女性も女性だし、ってことなんじゃない。

 とはいえ、この金銭トラブルをスクープした「週刊女性」も、皇室雑誌「女性自身」も当然のように小室さんバッシングを展開。小室さんと眞子さまとの結婚は既定路線といわれているが、そのとき報道は“お祝い”ではなく、今のように小室さんをケチョンケチョンにけなすのか。見ものである。

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