選管に当選無効を言い渡された戸田市議・スーパークレイジー君が反撃 「最後まで徹底抗戦する」

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2021年04月14日 04:01  しらべぇ

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今年1月31日に投開票だった埼玉県戸田市議選で初当選したスーパークレイジー君(本名・西本誠)氏は13日、市選挙管理委員会が出した当選無効の決定を不服として、県選管に審査を申し立てた。 経緯を振り返ろう。

■都知事選に「売名」で出馬

スーパークレージー君を有名にしたのは、昨年の東京都知事選だ。「親はヤクザ、少年院に5年、逮捕歴8回の自分が国政に行った方が東大出身の政治家より政治を身近に感じられると思う」という理由があったが、主に「売名」という理由から都知事選に出馬した。

同氏は「スーパークレージー君」名義で歌手活動を続けていたため、その名で選挙に出ようとしたが選挙管理委員会が拒否。そのため、氏の名前を冠した政治団体・公認で西本誠の名前で出馬した。

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■特攻服ダンスで話題

筆者も選挙戦の模様を当時取材したが金髪に特攻服の出で立ちで、持ち歌「てんてん虫」を歌い踊るというパフォーマンスを展開。一方で思いが熱くたぎったのか、長演説もしばしば行う。異色の経歴と派手なパフォーマンスが東京のみならず全国で話題となった。

友人や親戚が住んでいる埼玉県戸田市は親戚や友人が住んでいることから縁があり、都知事選翌年に市議会議員選挙があることを知り、出馬するべく昨年9月末に同市に転居した。氏の黒歴史ゆえに、本人名義で家を借りることができず、友人と同居することになった。

■ギリギリ当選

戸田市議選は26の定数に36人の候補者が争う大激戦となった。スーパークレージー君は主張に耳を傾けてもらうため、歌やダンスパフォーマンスを封印。しかしながら特攻服姿は相変わらずで、それでポスターを作り選挙活動も行った。

とくに子供たちからの人気は絶大で、囲まれることがよくあったと言われている。日本共産党や公明党が票割りに失敗したことも功を奏して、定数26名中、25位で当選した。

ちなみに、次点は公明党候補である。 当選してからはテレビ・ネットで引っ張りだこになり、一躍、全国レベルの知名度になった。

■居住実態がない疑惑から当選無効判断へ

ところが、当選するやいなや、公職選挙法が立候補者の要件とする「選挙区内で3ヶ月以上の居住実態」がないとの申し出が市民から出され、市の選挙管理委員会が調査を開始した。

その前に市選管事務局長がスーパークレージー君を深夜に呼び出し、居住実態の件をあげて当選を辞退するように恫喝したことも発覚し、担当者は職を追われることになった。

■選管に審査申立

選管はアパートや電気、水道の契約者名義が同議員でなかったことや新聞を購読していないなどいくつかの理由を挙げて、「市内に居住の実態がなかったと認められ、被選挙人の資格を有しない」と判断。9日に当選無効の決定を出した。

それに対して13日、スーパークレージー君は当選無効の決定を不服として、県選管に審査を申し立てた。その後に、埼玉県庁記者クラブにて会見を実施。

ちなみに、筆者はスーパークレージー君サイドからの許諾を得て、会見に出席しようとしたが、記者クラブに阻まれて出席が叶わなかった。そのため、会見後に県庁外でフリーの記者向けにぶら下がり取材をしてもらった。

■居住実態はあった?

筆者の見解をここであえて述べる。筆者はスーパークレージー君の知人や氏を取材している記者仲間など複数人に取材した結果、居住実態はあったという結論に達している。

市選管の当選無効は不当であり、裁判にまで発展するかは分からないが、覆るべきものだし、そうあってほしいと願っている。民主主義の根幹に関わる話だからだ。

■最後まで徹底抗戦する

ぶら下がり取材で、筆者は今後の展開についてまず質した。 担当弁護士によると「不服申し立てから60日以内に結論が出る」とのことだった。

会見でどのようなやりとりがあったか尋ねると、スーパークレージー君は 「テレビでもいっているように、初心と変わらずに徹底抗戦していくと説明した。自分たちができる限りの(居住実態を示す)証拠を出していきたい。しかし、何が証拠になるのかわからない。毎日コンビニに行っていたことなのか、ガソリンスタンドで給油していたことなのか。そこが曖昧で困惑している」 と説明した。

■反省点も

しかし、反省点として 「表札をつけていなかった。新聞をとっていなかったなど、私に不利な部分もあることは確か。でも、新聞をとっているか否かが問題になるとは思わなかった」 と総括した。

今後の決意について「市議選で912票を得た。有権者の期待に応えるためにも、最後まで徹底抗戦していく」と述べた。政界の新人類ともいうべきスーパークレージー君・市議に日本全国の注目が集まっている。事態が動くたびに、今後も報道していきたい。

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(取材・文/及川健二

このニュースに関するつぶやき

  • #公明党 #創価学会 #自民党 とは徹底抗戦しよう。繰上当選など絶対させてはならぬ。
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  • その前に人としての資質は問われてしまうと思う。
    • イイネ!23
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