「抱っこひもで自転車」は絶対やめて!赤ちゃんの死亡事故も発生

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2021年04月14日 09:21  女子SPA!

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 4月から新生活が始まりました。朝や夕方の住宅街では、小さなこどもを乗せて走る親たちの姿をよく見かけます。そんな中、ときどき目撃して驚くのが、「抱っこひも」で子どもを抱っこしたまま自転車に乗っている人。これ、大変危険で、絶対にやめて欲しい行為なんです!

◆おんぶや抱っこをした状態での転倒で重大事故に

 2018年には神奈川県で30代の女性が、長男を前方の幼児用座席に座らせ、次男を抱っこひもで前に抱いた状態で運転中に転倒。当時1歳4カ月の次男の次男が強く頭をうちつけて死亡するという事故を起こしています。

 事故による子どもの傷害予防に取り組むNPO法人Safe Kids Japanが行った実験で、おんぶや抱っこをした状態で自転車が転倒した場合、乳児にかかる衝撃の度合いは、6カ月児が骨折するとされる衝撃の基準値を約7〜17倍上回る結果であった報告されています。

◆交通ルール上も「抱っこで自転車」は禁止

 各都道府県の道路交通法施行規則では、自転車に幼児を乗せる際のルールを示しています。たとえば神奈川県の場合、自転車の二人乗り・三人乗りを許可する条件は以下のとおり。

〕鳥用座席に幼児(未就学児、以下同)を1人乗車させ、16歳以上の者が運転する場合
⇒鳥1人をひも等で確実に背負って16歳以上の者が運転する場合
M鳥用座席に幼児を1人乗車させ、幼児1人をひも等で確実に背負って16歳以上の者が運転する場合
ね鳥2人同乗用自転車の幼児用座席に幼児2人を乗車させ、16歳以上の者が運転する場合
(参考:神奈川県警公式HP)

 前抱っこはハンドル操作の妨げになるため禁止されています。おんぶは可とありますが、先述の実験結果を踏まえると避けたいところ。また、前後のシートにそれぞれ子どもをのせた状態でのおんぶ乗車は禁止されています。

 これらの条件は、都道府県によって少しずつ異なります。「ルールを守るため」だけではなく「子どもを守るため」に、一度お住まいの地域の規則を確認してみてください。わかりにくい場合は、最寄りの警察署もしくは自転車を購入したお店で聞くこともできます。

◆ルールを守っていても起こる事故、どう防ぐ?

 ルールを守っていても事故は発生します。都内在住の大石みなみさん(仮名・30代女性)は電動アシスト自転車の後部座席に子どもを乗せて運転中、右腕を6針縫う事故を起こしています。

「2歳の娘を電動自転車の後部座席に乗せて運転中に、転倒しました。ゆっくりのスピードで運転していたのですが、細い道で前方から来た人をよけようとハンドルを切った際に、バランスを崩してしまいました。電動アシスト自転車は車体がかなり重く、そこに娘の体重もかかっていたため、激しく転倒。
 幸い娘はヘルメットとシートベルトを着用していため無傷でしたが、私は自転車と縁石のコンクリートに右手をはさまれて、6針縫う怪我をしました。でも、娘が怪我をしなかったことが救いです。自転車のルールって、当たり前ですが子どもの命を守るためにあるんですよね」

 電動アシスト自転車に、座席シートや子どもの体重、積荷の重さまで加わるとかなりの重量です。ママチャリよりも、もはや原付に近いイメージ。ハンドル操作のしにくさや倒れたときの衝撃の大きさは、意識しておきたいですね。ヘルメットとシートベルトがあって本当に良かった……。

◆自転車を停めた際にも気をつけて

 そして事故が起こるのは走っているときだけではありません。山石かずきさん(仮名・30代男性)の場合は、停車中にこんなできごとが。

「4歳の息子を後部座席に、2歳の娘を前の座席に乗せて自転車を停め、先に僕が降りました。娘を前の座席から降ろそうとしたとき、息子が動いたことでバランスを崩して自転車ごと倒れてしまいました。地面と思い切り衝突する事態は僕がなんとか食い止められて、息子はすり傷ですみましたが……もしあのまま勢いよく倒れていたらと思うとぞっとします」

 過去には、子どもを自転車の座席に乗せたままで自転車を停め、親が自転車を離れた間に子どもが自転車ごと転倒して重症……という事故も起こっています。彼の場合は自転車から離れずにいたのが幸いでした。

◆”安全に乗るための「マーク」もあった

 自転車を買う際にも気をつけることがあります。子どもを乗せる場合には、安全基準を満たした「BAAマーク」や「幼児2人同乗基準適合車」のマークがついた自転車を選びましょう。

 子どもにヘルメットやシートベルトを着用させる以外に、親が安全に運転するための注意も重要です。サドルは低めにして、両足がしっかり地面に着くように。家族で自転車をシェアしている場合などは要調整ですね。また、ブレーキやタイヤの空気圧の点検も欠かせません。

 子どもを乗せての自転車運転は大変ですが、生活の中で自転車なしではどうしようもないケースも多々あります。便利な自転車をより安全に使うために、ルールに加えて自分なりの安全策も取り入れていけたら良いですね!

参考:神奈川県警公式HP「自転車の幼児用座席をお使いのみなさんへ」
消費者庁 子どもの事故防止ポータル「Vol.548 子どもを乗せた際の自転車事故に注意!」

<文/瀧戸詠未>

【瀧戸詠未】
ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。

このニュースに関するつぶやき

  • 1人目はベビーカー移動でしたが、2人目は出産予定日も自転車で幼稚園送迎していた。産後2週間で自転車にも乗っていた。2人目は生後1ヶ月でビョンル?で抱っこして自転車移動してたわ。
    • イイネ!1
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  • といって、家に子供をおいて買い物や幼稚園の送迎に行って事故があったらまた責められる。要するに3人以上産むなと言いたいわけかな?昔のようにちょっと見ていてくれる同居家族はいないのに。
    • イイネ!88
    • コメント 12件

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