中学受験に向けて小学1年から親が準備できることって? 我が子4人を東大理三合格に導いた佐藤ママによるメソッド

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2021年04月14日 11:11  ダ・ヴィンチニュース

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写真『偏差値50からの中学受験スーパーメソッド 12歳までにやるべき99か条』(佐藤亮子/中央公論新社)
『偏差値50からの中学受験スーパーメソッド 12歳までにやるべき99か条』(佐藤亮子/中央公論新社)

 新学年の始まる春は子どもの成長を実感する季節。特に今年小学校に入学したお子さんのいるご家庭では感激もひとしおだろう。最初こそ親子でドキドキの毎日かもしれないが、GWに入る頃には学校生活に慣れて親にも心の余裕がでてくるもの。「これから子どもの勉強をしっかりサポートしなくては」と思いをあらたにする方もいることだろう。

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 中にはすでに「中学受験」を視野にいれて情報集めを開始している方もいるかもしれない。『偏差値50からの中学受験スーパーメソッド 12歳までにやるべき99か条』(佐藤亮子/中央公論新社)は、そんな親御さんにおすすめの1冊。小学校に入学したその日から6年生の受験当日まで、親にできる勉強サポート術が細かく指南されている。

 著者は4人のお子さんを全員最難関の東大理三に合格させたことで有名なスーパー主婦の佐藤亮子さん。これまでにも何冊か受験についての本を執筆されているが、本書は特に中学受験を考えている小学生の保護者に向けて書かれたものだ。小学生時代に「子どもたちを、より正しく大きく成長させるため」の親の姿勢や考え方、具体的なフォローアップ策について、「低学年/中学年/高学年」と2年ごとに区切って成長にあわせてアドバイス。2018年に出版された『私は6歳までに子どもをこう育てました』(中央公論新社)の続編にあたる1冊だ。

 小学校の学習というものは、小1で学ぶ内容をベースに小2で学ぶ内容があり、さらにそれをベースにして小3の内容がありと層になって知識が構成されていくもの。そのため小1から確実に内容をおさえていかないと、学年があがった途端に「勉強がわからない!」と困ってしまうこともある。

 そんな時は理解が不十分な箇所を復習・補完する必要があるが、まだ幼い子どもたちには自分でやれといっても難しい。だからこそ大切になってくるのが親のサポートであり、「保護者の方に手伝っていただき、6年間の基礎を盤石なものにしてほしいと思います。親が勉強を教える必要はないのですが、ほんの少しのサポートで成績は伸びていきます」と佐藤さん。

 本書には佐藤さんが実践したテクニックが多数紹介されているが、たとえば低学年のころは「鉛筆とお箸の正しい持ち方を教える」「絵本や国語の教科書を読んであげる」「学習図鑑を揃える」など基礎力を鍛え、勉強を好きにさせるためのアイディアも多数あり、中学受験とは関係なく、子どもが学びに向かう土台づくりの面で親がサポートできることはいろいろありそうだ。

 とはいえ、やはり中学受験を目標にしているだけに佐藤さんのアドバイスも中学年・高学年とあがるうちに「宿題のマルつけ、テストのチェックで子どもの弱点を把握」「6年生の夏休みまでに不安な部分をなくす」「受験直前期は、食事の時間に知識の再確認」とより具体的な学力UP術になっていく。

 中学受験は親の受験ともいわれるだけに、親としてもどうしていいか、何をやったらいいのか気になるところだが、本書の6年間の成長にあわせたアドバイスは大きな「ロードマップ」になるし、意識すべきことをあらかじめおさえておくことで心理的な安心も得られるだろう(しかも塾の先生ではなく、リアルなママの体験に基づくというのもポイントだ)。

「子育てというものは、いかに早く親の手を離すかではなく、いかに親の手をかけるかだと思っている」という佐藤さん。3人の息子さんを名門の灘中学に入れた手塩のかけ方は時にハイパーだが、「すごい人はココまでやっている」と知るのも受験ということではアリ。ただし自分は「ここまではやってない(やれない)」と思ってむやみに焦ったり、うまくいかなくてイライラしたりは禁物だ。当たり前だが、子どもにはその子独自の性格や個性があるし、お手本通りにいかないのは当たり前のこと。本書のアドバイスを参考にしながら、あくまで「自分の子」をしっかり見つめて、親として必要なサポートをしてあげるといいのかもしれない。

文=荒井理恵

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