エリザベス女王、夫の死後4日目で公務に復帰 ウィンザー城で対面イベントへ

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2021年04月15日 05:11  Techinsight Japan

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エリザベス女王、フィリップ王配亡き後に公務へ(画像は『The Royal Family 2020年11月8日付Instagram「“May the memory of their sacrifice and bravery remain with us always.”」』のスクリーンショット)
夫エディンバラ公フィリップ王配の死去からわずか4日後、エリザベス女王(94)が公務に復帰した。女王はウィンザー城で行われた宮内長官の退任式を執り行い、王配の逝去後初めてとなる対面イベントに出席した。

エディンバラ公フィリップ王配が現地時間9日に逝去したことを受け、英国は17日までの8日間が追悼期間となった。当初、王室メンバーは2週間の喪に服することになるが、王室行事は必要に応じて継続されると発表していた。

エリザベス女王は現地時間13日、王室の最高責任者である宮内長官(チェンバレン卿)アール・ピール伯爵の退任式を主催し、王配の死後初めての対面式公務を行った。この日は王配の逝去後、わずか4日目となる。

ピール伯爵はフィリップ王配が亡くなる1週間前、王配の葬儀を手配する「フォース橋作戦(Operation Forth Bridge)」を監督した。14年以上任務を行った伯爵は先月31日に退任、翌日には元英国情報局保安部(MI5)の国家情報部顧問、パーカー男爵に引き継がれた。伯爵は先日、女王から名誉ある勲章を授与されて永久的な侍従となっている。

この日、ウィンザー城で開催した退任式の詳細は王室の公式行事を記録する「コート・サーキュラー」に、以下のように記載された。

「本日、ピール伯爵は女王陛下に謁見し、宮内長官としての杖と記章、ロイヤル・ヴィクトリア勲章での大臣職の記章を返還した。女王からはロイヤル・ヴィクトリア頸飾(チェーン)を授与され、宮内長官の任務から退いた。」

式典には女王と王配の娘アン王女もオンラインで参加し、父の死後初めての公務を行った。現在は喪に服す期間であるため王室メンバーは黒やダークな服を着るように定められており、場合によっては喪章をつけなければならない。

フィリップ王配の葬儀は現地時間17日に執り行われるが、コロナ規制のため参列者は聖職者などを省いて最大30人までに限られている。同世帯以外の出席者は、少なくとも2メートルの社会的距離を保たなければならない。

パンデミック以降、エリザベス女王と生前のフィリップ王配はウィンザー城で20人ほどのスタッフとのみ生活してきた。そのため葬儀ではスタッフが参列しない限り、女王は1人で座ることになるだろうと『The Telegraph』の王室関係者が伝えている。

画像は『The Royal Family 2020年11月8日付Instagram「“May the memory of their sacrifice and bravery remain with us always.”」、2021年4月13日付Instagram「The Duke of Edinburgh was committed to the #Commonwealth, meeting and connecting with people from every walk of life.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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