ソフトバンクの40歳・和田毅が今季初勝利!辛口のエモやんも絶賛「最高のボール」

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2021年04月15日 07:25  ベースボールキング

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今季初勝利を挙げたソフトバンク・和田毅 (C) Kyodo News
◆ 若きエースとの投げ合いで見せた「集中力」

 ソフトバンクの和田毅投手(40)は14日、本拠地で行われたオリックス戦で今季2度目の先発登板。

 7回途中まで無失点の好投を見せ、うれしい今季初勝利を掴んだ。




 今年2月に40歳を迎えたベテラン左腕。この日投げ合ったのは、前回チームが完封負けを喫したオリックスの若きエース・山本由伸。「18歳年下」との激突となったが、和田は若さ溢れる投球でオリックス打線を封じ込めていく。

 初回は2番の佐野皓大に3球ストレート攻めからの変化球2つ、最後はチェンジアップで空振りの三振。立ち上がりを3人で斬ると、2回は味方の好守にも助けられながら、二死からこの日初安打となる二塁打を浴びるも、7番の伏見寅威をまっすぐ3つで空振り三振。141キロのストレートでおもしろいように空振りを奪って見せる。

 3回は先頭に安打を許すも、相手のエンドラン失敗もあって3人斬り。太田椋から空振り三振を奪い、3回まで毎回奪三振の快投。三振は4回に途切れたものの、5回は2つの三振を奪ってゼロ。6回・7回も続投し、7回二死一塁としたところでお役御免。6回2/3を投げて97球、被安打は4、与四球1で5奪三振の無失点。1点も与えることなく、相手エースよりも長くマウンドに立った。



 打線もベテランの松田宣浩が先制打を放ち、6回には中村晃と甲斐拓也の適時打で貴重な追加点。7回にも栗原陵矢が犠飛で1点をもぎ取り、投手陣を援護。

 和田のあとは岩嵜翔が受け継ぎ、1回と1/3を1失点。最後はクローザーの森唯斗が締め、4−1で快勝。和田に今季初勝利がつき、球団では20年ぶりとなる「40代での勝利」を掴んだ。


 見事な投球を見せたベテラン左腕について、14日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の江本孟紀氏は、「最高のボールを投げていましたよ」とそのピッチングを絶賛。

 具体的には「いつもより球が走っていましたね。特にストレートのノビが良くて、球速以上に来ていましたよね」とし、140キロ台前半ながら空振りを奪うことができる“まっすぐの質”を好投の要因に挙げた。


 同じく解説を務めた高木豊氏も、「ヒーローインタビューでも言っていましたけど、今日は1点勝負だと。集中力が高いピッチング、プレートさばきをしているなと感じました」と、相手エース・山本由伸を意識した中で見せた“慎重な投球”を高く評価。

 エース・千賀滉大の離脱など、苦境を迎えている王者の先発陣だが、今年も頼れるベテランは健在。鷹の背番号21は、これからもチームのために腕を振り続ける。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

このニュースに関するつぶやき

  • 現在のNPBでの通算勝率が「.659」。2000イニング到達持には、斎藤を上回り、歴代3位もあり得るんだよなー。常勝の鷹だからというのもあるが、凄い数字だわ。
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