ドメニカリCEO、F1を2日間で開催する可能性を否定。グランプリ主催者らも望まず

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2021年04月15日 14:51  AUTOSPORT web

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2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP スタートシーン
F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、F1において週末の日程を2日間とすることが通常化される可能性を除外し、レース主催者たちはスケジュール短縮への動きに反発していると主張している。

 昨年イモラで行われた第13戦エミリア・ロマーニャGPでは、ロジスティクス上の制約によって週末の日程が2日間となり、土曜日の午前中に90分1回のフリー走行が行われ、午後には通常通り予選が行われた。

 しかし短縮版のスケジュールは、実は予想外の事情で2レース前に試されていた。ニュルブルクリンクでの第11戦アイフェルGPでは、金曜日の走行が雨のために中止になったのだ。

 F1チームは実際のところ、この経験に満足していた。コストが削減できただけでなく、パドックでの負荷も減ったのだ。一方で7度の世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、短縮版の形式によって、チームとドライバーにはすぐに適切なセットアップを決めなければならないというプレッシャーがかかり、週末がいっそう難しいものになったと考えた。

 だがドメニカリは、2日間のフォーマットが繰り返されることはないだろうと述べている。それは単にファンとサーキットからイベントのある日を奪うことになるからだ。

「すべての主催者は、人々や観衆が完全な体験をすることを望んでいるので、我々はそのことを尊重する必要がある」とドメニカリ『Formula1.com』に投稿された動画のなかで語った。

 同じインタビューのなかで矢継ぎ早に質疑応答が行われたが、ドメニカリは今後5年の間にアフリカでのグランプリ開催と、3年以内にアメリカでのふたつめのグランプリ開催をカレンダーに追加することを期待しているという。

 最後にドメニカリは、今シーズンから初めて導入されたF1の予算制限による前向きな影響についての確信を表明した。

「資金が関係しているからというだけでなく、主にトップチームにおいては考え方と組織の変化が必要とされているからだ」

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