京急電鉄1000形新造車両を報道公開、ロング・クロスシート切替可能

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2021年04月15日 14:51  マイナビニュース

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京浜急行電鉄は15日、1000形新造車両(1891-1号編成)の報道関係者向け撮影会を行った。ロングシート・クロスシートに切替可能な自動回転式座席を採用するなど車内設備を一新しており、5月6日の「モーニングウィング3号」から運行開始を予定している。

報道関係者向け撮影会は京急蒲田駅2番線ホームにて行われ、ホームからの外観撮影に加え、車内も公開。ロングシート・クロスシートへの切替えの実演も行われた。

1000形新造車両は4両編成を2本(車両番号「1891-1」〜「1891-4」、「1892-1」〜「1892-4」)、計8両を導入する。車体前面の正面中央に貫通路を設けた1000形(ステンレス車)1800番台と似たデザインだが、1000形新造車両では赤色・白色の全面塗装を採用したほか、前照灯など細部の形状にも違いが見られる。乗務員室の後方に設けた縦長の窓も特徴といえる。

車内設備は一新され、平常時はロングシート、座席指定時はクロスシートに切り替えられる自動回転式シート(L/C腰掛)を採用。座席指定列車や貸切イベント列車などのフレキシブルな運用に対応する。1人あたりの座席幅は460mmとなり、「ウィング号」や快特に使用される2100形と比べて10mm拡幅されている。1000形ステンレス車(2007〜2019年新造)から廃止となっていた前面展望席が復活し、乗務員室後方にクロスシート4席を設けた。

コンセントは全座席に設置。座席シート地は波をイメージしたデザインで「三浦半島の旅」を想起させるとともに、ウィズコロナ時代において安心・快適に利用してもらうことをめざし、新型コロナウイルス等に対する効果が確認された「抗菌・抗ウイルス」座席シート地を採用したという。

ドアと座席の仕切りは強化ガラス製とし、ドア付近に立つ乗客と着席している乗客の相互干渉を避けられる高さに。吊り手は立っている乗客の握りやすさと安全性を考慮し、径・太さを従来より拡大した。車いす・ベビーカー利用者や大きな荷物を持った乗客に向けたフリースペースを2・3号車、車いすスペースを1・4号車に設置している。

京急電鉄の車両では初めて、バリアフリー対応の洋式トイレを設置したことも特徴。2号車にバリアフリー対応の洋式トイレ、3号車に男性用トイレを設け、長時間の乗車でも安心・快適に利用できるようにした。迷惑行為等の防止を目的とした防犯用カメラは各車両に3台設置。外気導入空調による車内換気を行い、冬季も暖房と換気を両立させることで、安心・快適な車内環境を提供する。

1000形新造車両は今後、4月17日の品川駅での展示会、4月24・29日の試乗会(品川〜京急久里浜間を走行)を経て、5月6日の「モーニング・ウィング3号」から運行開始予定。「モーニング・ウィング3号」は平日朝に三浦海岸駅6時9分発・品川駅7時28分着で運行され、三浦海岸駅から1000形新造車両4両編成(トイレ付き)、金沢文庫駅から8両編成を増結した12両編成となる。1000形新造車両の導入に合わせ、5月8日から貸切イベント列車の販売内容リニューアルも予定している。(MN 鉄道ニュース編集部)
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