ロッテ、苦手・楽天に2勝1分 油断は禁物のオリックス3連戦

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2021年04月16日 13:12  ベースボールキング

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ロッテ・井口資仁監督
◆ 楽天との3連戦に勝ち越し

 ロッテは、昨季8勝15敗1分、今季初対戦となった3月30日から4月1日かけてZOZOマリンで行われた3連戦でも1勝2敗と負け越した楽天に、敵地・楽天生命パークで2勝1分と勝ち越した。

 特に昨季楽天生命パークでは、3勝9敗と大きく負け越した球場だっただけに、2勝1分と勝ち越したことは今後の対戦に向けて明るい材料だ。15日の試合を振り返ると、このカードの初戦から守護神・益田を連投で起用し、この日の試合では2−0の6回から東條、田中靖、ハーマン、唐川の継投に入っていただけに、9回に追加点を取れたことが非常に大きかった。

 9回の攻撃は一死走者なしから藤岡がセンター前にポトリと落ちる安打で出塁すると、続く田村がきっちりと初球で一塁へ犠打を決め、攻撃に流れを作る。二死二塁となり途中出場の和田が投手強襲の安打、荻野の四球で満塁とし、マーティンが左中間を破る3点適時二塁打。さらに中村奨吾、安田尚憲がボール球に手を出すことなく四球を選び、再び満塁とすると、レアードが制球の定まらない西口が投じた初球のストレートを振り抜き、レフト前への2点適時打で試合を決めた。

 2アウトにしてまでも、犠打で得点圏に走者を進めた采配、初球で犠打を成功させた田村、チャンスを広げた和田、荻野、中村、安田、満塁で適時打を放ったマーティン、レアード、チーム全員で“この1点を、つかみ取る”見事な攻撃だった。7−0となった9回はルーキーの河村が3点を失ったが、連投中だった益田を投入することなく逃げ切ることができた。


◆ 昨季は得意のオリックス戦も…

 16日からは敵地・京セラD大阪でオリックスと3連戦。昨季は18勝5敗1分と勝ち越しているが、油断は禁物だ。今季最初の対戦となった4月6日から8日にかけての3連戦では1勝1敗1分だった。

 16日の予告先発となっている山岡泰輔に対し、マリーンズは昨季3試合で防御率0.77と抑え込まれた。ローテーション通りにいけば、2戦目が山崎福也、3戦目が宮崎大弥との対戦となる。宮城との対戦は昨季なかったが、マリーンズ打線は左投手を苦手にしている傾向がある。今季もソフトバンクの和田毅、日本ハムの加藤貴之、オリックス・田嶋大樹といった左投手を攻略することができなかった。なんとか初戦の山岡を打って、弾みをつけたい。

 好投手との対戦が予想される中で、マリーンズも二木康太、美馬学のエース格に、現在チームトップの24奪三振をマークする鈴木昭汰の先発が予想される。前カードの楽天との3連戦で、2戦目と3戦目にハーマン、唐川侑己が連投し、益田直也、東條大樹、河村説人も2試合に登板した。

 昨年はシーズン通して、1週間で投げる登板数、連投などがしっかり管理され、“1週間に4試合投げた投手”、“3連投した投手”は、益田直也と澤村拓一の2人だけ。今季もここまで昨年と同じように管理されている。となると、エース格の二木、美馬の2人には1イニングでも長く投げ、リリーフ陣にバトンを渡して欲しいところ。

 今夜の試合で言えば、ハーマン、唐川が連投中、予告先発となっている二木は8回まで一人で投げ、直接守護神・益田に繋ぐことが理想的だ。また、開幕からロングリリーフで投げている佐々木千隼は8日のオリックス戦、ビハインドゲーム中心に投げている土居豪人も9日の西武戦を最後に登板がなく、彼らの使い方にも注目だ。

 ビジターでの6連戦が終われば、20日からはZOZOマリンで日本ハム、ソフトバンク戦。この3連戦に勝ち越し、今季初の貯金を作ってマリンに帰りたい。

文=岩下雄太

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  • 【驚愕の御贔屓】7番打率091の角中ɽ����Ĥ����ɽ����Ĥ����ɽ����Ĥ����。普通なら有り得ない。
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