コスメ用品に含まる化学物質が子宮内膜症を進行させる可能性がある

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2021年04月16日 16:01  妊活・卵活ニュース

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内分泌攪乱物質と子宮内膜症
4月6日、グラナダ大学(スペイン)の研究チームは、同大学プレリリースを通じて、コスメ・美容用品に含まれる化学物質「内分泌攪乱物質」により、子宮内膜症が進行する可能性があると指摘した。

フェイスマスク、リップスティック、フェイスクリーム、除光液、ヘアカラー剤、ヘアスプレー、ヘアムースなどのコスメ・美容用品には、パラベン、ベンゾフェノンといった内分泌攪乱物質が含まれている。内分泌攪乱物質は、生体内でホルモンのように作用して内分泌系を攪乱させ、ホルモン機能を阻害する。

今回、「Environmental Research」にて、コスメ・美容用品の使用により、内分泌攪乱物質がホルモンの正常機能を妨げ、子宮内膜症リスクを高めると報告された。

子宮内膜症とは
子宮内膜症は主な婦人科疾患であり、本来ならば子宮内腔に存在する子宮内膜組織が子宮外(腹部、骨盤)にて異常発達し、増殖する。腹部、骨盤あたりで慢性的に激しい痛みを感じ、胃腸障害、不妊を伴う。

しかしながら、現状、子宮内膜症の診断は非常に難しく、治療法も確立していない。遺伝的、エピジェネティック(後成的)、環境的な要因によるホルモン機能の阻害が原因であると推測されるが、子宮内膜症の症状を引き起こす決定的な原因も解明されていない。

内分泌攪乱物質と子宮内膜症の因果関係
研究チームは、ホルモン機能を阻害する内分泌攪乱物質に着目し、女性124人(子宮内膜症患者を含む)を対象に内分泌攪乱物質と子宮内膜症の因果関係を検証した。

被験者に対してコスメ・美容用品の使用頻度に関してアンケート調査を行い、内分泌攪乱物質の濃度(パラベン、ベンゾフェノン)を測定したところ、コスメ・美容用品の使用頻度・種類が多いほど体内パラベン濃度およびベンゾフェノン濃度が高くなった。

また、体内パラベン濃度およびベンゾフェノン濃度、子宮内膜症リスクには関連性が認められた。

研究チームは、子宮内膜症の観点から、子宮内膜症リスクを高める内分泌攪乱物質が含有されるコスメ・美容用品の使用を控え、パラベンフリーなど内分泌攪乱物質が含有されないものを選ぶことを推奨する。

(画像はプレスリリースより)

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