チームの連敗を止めた楽天・涌井 日本復帰登板の田中将大への一言は!?

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2021年04月17日 07:44  ベースボールキング

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ベースボールキング

楽天・涌井秀章
● 日本ハム 1 − 4 楽天 ○
<4回戦・東京ドーム>

 楽天・涌井秀章が、今季最多の121球を投げて7回1失点で開幕3連勝。3分けを挟んで3連敗中だったチームを救った。

 6回まで毎回の10奪三振。昨年7月22日のオリックス戦(楽天生命パーク宮城)以来の2ケタ奪三振をマークした。2ケタ三振を奪っての勝利となると、2010年6月9日の交流戦での阪神戦以来、自身11年ぶりだ。

 4回、先頭の近藤に左安打を許したが、続く4番・中田を142キロの高めストレートで空振り三振に。5番・淺間には右安打され、1死一・三塁のピンチを招いたが、ドラフト6位ルーキーの今川と5年目の郡に対し、ともに140キロ台中盤から後半のストレートで攻めたてた後、130キロ台のスライダーで空振り三振に斬ってみせた。

 昨年から要所でシンカーも用いている涌井だが、試合前、楽天・石井一久GM兼監督は、「基本、彼は真っ直ぐの強さが試合の中でどうか、というのを僕は一つのバロメーターとしているが、それがあってこそのシンカーだったり、スライダーだったり、ほかの変化球だと思っている」と評していた。

 試合後に「大体、打たれているときはストレートが少なかったりだとか。行き切れていないときに打たれることが多々あるので」と話した涌井。「自分の基本線としてはストレート」と明確に述べた上で、「きょうは困ったときにというか、行くときに指にかかった真っ直ぐが投げられていた」と振り返り、「久しぶりに満足というか、納得のいく球が投げられて。去年の最初の頃の感じに戻りつつある」と話した。

 その自在なピッチングに、石井監督は、「コントロールという意味でも丁寧に投げてくれたし、球の勢いもあった。真っ直ぐというところありきで、いろんなバリエーションをつけて打者と対峙してくれた」と称え、労った。

 17日には田中将大投手が8年ぶりに日本球界のマウンドへ上がる。「アイツが投げるんで、なるべく勝ち星を引き離しておかないと。後から追いかけられるので。(きょうは)そっちの心配をしていた」と、冗談交じりに話した涌井。

 「結果的にいい流れを渡せるかなと思う」。バトンを繋いだ34歳の頼れる開幕投手は、充実した表情で語った。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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  • チームの連敗を止めた楽天・涌井 日本復帰登板の田中将大への一言は!? あんなに嫌なピッチャーだったのに楽天きてから本当にステキなイケメンなんだと気付いた45才の朝( ´∀`)涌井さんごめんなさいw
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