新型コロナ死の母親に霊柩車が使えず 遺体を台車で運んだ男性と自治体が衝突

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2021年04月17日 08:40  しらべぇ

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しらべぇ

写真(jorgealegre/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
(jorgealegre/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

最愛の母の死を悲しみながらも、立派に見送ってあげようと考えた息子。だがスムーズにはいかず、自治組織とずいぶんもめたことを、『Times of India』などが報じている。

■ある女性の死

インド・グジャラート州で暮らしていたある女性(60)が、新型コロナウイルスに感染して亡くなった。銀行で働く女性の息子(27)はショックを受けながらも、「早く火葬したほうがいい」と判断した。

そこで霊柩車(れいきゅうしゃ)を借りて約3キロ離れた火葬場に遺体を運ぼうと考えた。しかしそれを管理する自治組織は、使用許可を出そうとしなかったという。

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■霊柩車を使用できず…

3時間以上に渡って交渉したが霊柩車の使用を許可してもらえず、息子は仕方なく母親の遺体を台車に乗せ、火葬場まで押して行くことを決意。計4名で協力し合い現場に急いだが、到着後は「火葬場は使えません」と職員に拒まれ、大変な衝撃を受けたとメディアに明かした。

それでも息子らは引き下がらず、「それは困る、使わせてください」と懇願。ずいぶんもめた後、ようやく火葬場の鍵を渡されたのだという。

■自治体の主張

台車に遺体を乗せ移動する息子らの動画がインターネットで話題になるなり、自治組織も反論を開始。

「そもそも霊柩車は調子が悪く、動かせる状態ではなかった」「それに村人への感染を予防するため、あの火葬場ではコロナで亡くなった人の火葬は許可していない」と釈明した。

息子はこれに反発し、「嘘だ」「年長者らの説得に応じる形で、結局は火葬場の鍵をこちらに渡したのですから…」とコメント。母親が寝込んだ後の様子についても振り返り、「十分な治療はしてもらえませんでした」と怒りをあらわにした。

■新型コロナウイルスが怖い人は…

しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,880名を対象に調査した結果、全体の79.2%が「新型コロナウイルスが怖い」と回答した。

感染への恐怖心が、心無い差別につながっているケースも確かにある。葬儀についてもパンデミック発生後に多くの変化があり、日本ではオンライン葬儀やリモート参列、収束後に改めて葬儀を行うとし延期する後日葬も注目されている。

悲しみに暮れる遺族がさらに苦しむことにならないよう、葬儀場では様々な工夫がなされているのだ。人の目にさらされながら母親の遺体を自力で運び、心に傷を負った息子。その心が少しでもはやく癒えるよう、願うばかりだ。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2020年4月24日〜2020年4月27日
対象:全国10代〜60代の男女1,880名(有効回答数)

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