AS効果なくDeNAが7連敗…三浦監督「何とかしないといけない」

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2021年04月17日 10:50  ベースボールキング

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ベースボールキング

◆ 細かいミスで流れを手放す

 2カード連続で3タテを喰らい、目下6連敗中のDeNAが16日、巨人と対戦。オースティンとソトがスタメンに名を連ねたものの効果なく、細かいミスから流れを渡し、大敗を喫した。

 今シーズン初めて先発を任された2年目左腕の坂本裕哉は、いきなり先頭の松原聖弥にヒットを許すも、落ち着いて中軸を抑え上々の滑り出し。するとその裏、1番に起用された桑原将志が、巨人先発・菅野智之からライト前ヒットで出塁。しかし、2番・牧秀悟は併殺打に倒れる。

 2回には亀井善行がセンター前ヒットでセカンドを狙うも、桑原の好返球もありタイミング的にはアウトだったが、ベースカバーに入った牧のグラブを亀井が巧みにかわして二塁打に。この回は無失点で切り抜けたが、1番から始まった3回に、松原、坂本勇人の連打でピンチを迎え、梶谷隆幸の深めの中飛を、間に合わないサードにダイレクト返球。その間にファーストランナーの坂本勇人はセカンドを陥れ、岡本和真のセンター前ヒットで2点を奪われてしまった。

 苦しいチーム状況の中で5回3失点という状況に終わった坂本裕哉は「序盤はピンチの場面で粘ることができました」と振り返ったが、「イニングの先頭打者を出塁させてしまうことが多く、先制点を与えてしまったことで試合の流れを持ってくることができなかった」と悔やんだ。それでも三浦監督は「ファームから報告のあった通り、だいぶ良くなっていた。毎回ランナー背負っていたけど、よく踏ん張った。徐々に良くなっていると思います」と一定の評価を与えた。

 しかし、小さな綻びからの失点で主導権を与えたDeNAは、6回にも防げた失点でリードを広げられると、菅野にスイスイと完封を許してしまい、ベイスターズファンからは落胆のため息が漏れた。

 試合後、DeNAの三浦大輔監督は、開幕戦では8安打で3得点を奪った菅野について、「ボールが変わっていた。開幕のときのバッティングはさせてもらえなかった」と脱帽。2回の牧のタッチプレーには「細かいところはコーチにやってもらっている。課題は出てくるけど、その都度乗り越えていってもらわないと」とし、3回の桑原の返球には「一塁ランナーも二塁に行って、結果2点になった。もう一度凡事徹底を」と苦言を呈した。

 「何とかしないといけないとみんなやっているが、結果7連敗…何とかしないといけない」という言葉を繰り返した三浦監督。勝利の浜風を呼び込むためには、長年の課題“凡事徹底”が必要だ。


取材・文=萩原孝弘

このニュースに関するつぶやき

  • ホントにまずいです。次の試合はどんな形でもいいから勝たないといけないですね!
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