日本復帰初登板の田中将大へ楽天・石井監督「一流選手には言葉はいらない」

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2021年04月17日 13:14  ベースボールキング

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楽天・田中将大
楽天の田中将大投手が、レギュラーシーズンとしては2013年10月8日のオリックス戦(Kスタ宮城)以来、2748日ぶりに日本球界のマウンドヘ上がる。

 試合前に楽天・石井一久GM兼監督は、「きょうやっと今季初登板。ここから残り20何試合というところを、しっかりと仕事をしてくれると確信している」と話した。

 1週間前に、ブルペンで97球を投げて調整した田中将大だが、この日の目途について石井監督は、「球数というかイニングとの関係もあるし、球数以上にイニングをまたぐのは作業としては大変なところがあるので。あんまり球数というところよりは、試合を見ていろんなことを考えながらやっていきたい」とした。

 「やっぱり一人の野球人としての野球人生というのは、誰とかかかわらず成功してほしい、頑張ってほしい。いくら成功している選手でも、違うステージでまたもう一度上り詰めようとしている姿というのはしっかりと応援したい」とエールを送った石井監督。

 メジャーリーグで7年間、78勝を積み上げてきた右腕の足跡については、「細かいデータまで出したらキリがないが、データ的に見た限りでは真っ直ぐのスピードも変わっていないし、変化球の変化量も変わっていない。それを7年間継続してやるのは本当にすごいなと思いますし、衰えるというところを知らないというところもすごいなと思う。ただ、メジャーと日本で、やる野球の違いもあるので。そこに対応していく能力というのは、頭の良さと器用さがないとできないこと」
と評した。

 8年ぶりの日本復帰初登板へ向けて、特別な言葉はかけていないという石井監督。「一流選手には言葉はいらない。やるべきことはわかっているんで」。全幅の信頼を寄せて、背番号「18番」をマウンドヘ送り出す。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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  • なお、一久は言葉をかけても意味がない模様。
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