MotoGP第3戦ポルトガルGPの予選がアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)、ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)が会見に出席。予選日を振り返り、決勝レースへの展望を語った。
■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/予選:ポールポジション
「このポールポジション獲得の気持ちはいつもとまったく同じではないけれど、以前に言ったように、最も重要なことは1列目からスタートすること。そして、その目標を達成した」
「でも何よりもすごいのは、午前中のユーズドタイヤでのペース。それに、午後に試したタイヤでもペースがすばらしかった。午前中にはユーズドタイヤで少し攻めることができたけれど、もう少しタイヤのサイドを安全にしたいと思った。ペースにもチームの仕事にも満足だよ」
「(コースコンディションは日々変化しているので)すべては変わりやすい。今日の午前から午後には、違いを感じていた。でも、(ミディアムタイヤでもハードタイヤでも)どちらのタイヤでもうまく機能しているように感じたよ。今のところは、ミディアムタイヤの方がより機能していると思う。明日のウォームアップセッションでは、ハードタイヤを試すだろう。ただ、ハードでもミディアムでも、レースの選択肢にあると思う」
■アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)/予選:2番手
「今日は僕たちにとっていい日だったと思う。とてもうれしい。僕たちのバイクではMotoGPでの予選がどれほど難しいか、わかっているからね。そして、1列目を獲得した。明日はきっと、ヤマハやドゥカティなどたくさんのライダーと前を争う、かなり混戦のレースになるだろう。きっと簡単じゃないだろうね。でも、タイヤなどをうまくマネジメントしたいと思うよ」
「現時点では、(リヤは)ミディアムタイヤがベストだと思う。確かに、フリー走行4回目では、リヤにハードタイヤを履いてスタートした。序盤はよかったんだけど、そのあと(タイムを上げることが)とても難しかった。そして、リヤタイヤのグリップを失った。そこで、リヤタイヤをミディアムに変更したんだ。すると、フィーリングがよくなった。明日、気温がそんなに変わらないなら(リヤタイヤは)ミディアムでレースをするだろう」
■ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)/予選:3番手
「1列目を獲得できたのはうれしいね。小さな転倒のあとだったから。ストレスや懸念があったよ。ピットでは深呼吸をして、セカンドバイクでのアタックに集中しようと落ち着かせた。それはとてもうまくいったね」
「金曜日から土曜日にかけて、バイクはよくなった。レースタイヤでここまでいいラップタイムだったのには驚いたよ。ファビオはとても楽しんでいるし、速い。ほかのライバルたちもいる。ドゥカティでは、1列目からいいスタートが切れると思う。少しレースをリードするのはいいことだけれど、自分のレースをするために状況を見ていこう」
「レースでは、ヤマハと比べるとドゥカティにはセクター2が難しいかもしれない。それに、セクター4はファビオがとても強いんだ。でも、ファビオについていけると思っているし、僕たちにはストレートで分がある。これが今のプランだよ」